加藤大平

加藤大平：ノルディック複合の日本のエース

加藤大平（かとう たいへい）は、1984年7月30日生まれ、北海道和寒町出身のノルディック複合スキー選手です。サッポロノルディックスキークラブに所属し、数々の国際大会で目覚ましい成績を収めてきました。

生い立ちとキャリア

加藤選手は、和寒町立和寒中学校、北海道下川商業高等学校を卒業後、2003年1月よりノルディック複合ワールドカップBに出場し、国際舞台でのキャリアをスタートさせました。2005/06シーズンには、ワールドカップBのラハティ大会スプリントで2位に入賞し、初めて表彰台に立ちました。

2006/07シーズンには、ワールドカップBを転戦後、札幌での世界選手権に初出場を果たし、その後、ノルディック複合・ワールドカップにもデビューしました。2008/09シーズンには、ワールドカップメンバー入りを果たし、クーサモ大会で11位、ショーヌーヴ大会で8位と、着実に順位を上げていきました。

世界選手権での金メダル

2009年、チェコ・リベレツで行われたノルディックスキー世界選手権複合団体では、湊祐介、渡部暁斗、小林範仁と共に、見事金メダルを獲得しました。この功績が認められ、同年4月30日には和寒町栄誉賞を受賞し、その栄えある第1号となりました。

オリンピックへの挑戦

2009/10シーズンには、バンクーバーオリンピック日本代表に選出され、自身初のオリンピック出場を果たしました。その後も、2014年ソチオリンピックにも出場し、国際舞台で活躍を続けました。

ワールドカップでの躍進

2011/12シーズンには、W杯最終戦オスロ大会で前半飛躍でトップに立ち、後半の距離でも粘りを見せ、自身初の表彰台となる3位入賞を果たしました。2012/13シーズンには、W杯ソチ大会より個人戦3戦連続で一桁順位に入るなど、好調を維持しました。世界選手権の個人10kmノーマルヒルでは、日本人最高位の6位入賞を果たし、W杯ラハティ大会では3位に入賞し、2度目の表彰台を獲得しました。

主な戦績

オリンピック
2010年バンクーバーオリンピック：個人24位、団体6位、個人30位
2014年ソチオリンピック：個人31位、個人棄権
世界選手権
2009年リベレツ大会：団体優勝
2013年ヴァル・ディ・フィエンメ大会：個人ノーマルヒル6位
ワールドカップ
最高成績：3位（2012年オスロ大会、2013年ラハティ大会）
総合最高成績：14位（2012-13シーズン）

人物

加藤大平選手は、その卓越した技術と精神力で、ノルディック複合界を牽引してきました。彼の今後の活躍に、ますます期待が高まります。

外部リンク

加藤大平 - 国際スキー連盟のプロフィール
加藤大平 - Olympedia
no jump no life 加藤大平コンバインド日記

参考資料
* 広報わっさむ (PDF)

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