加藤慶子

加藤慶子（かとう けいこ）選手は、1988年8月7日生まれの日本の女子ラグビーユニオン選手です。大阪府出身で、現在は世田谷レディースに所属し、センター（CTB）としてプレーしています。身長162cm、体重61kgと、ラグビー選手としては比較的小柄ながら、その卓越した運動能力と戦術眼でチームを牽引する存在です。

生い立ちとキャリア

7歳という早い時期からラグビーを始めた加藤選手は、その才能を早くから開花させました。常翔学園中学校・高等学校を経て、法政大学に進学。大学在学中の2008年には、香港セブンズで7人制女子日本代表に初選出され、そのキャリアをスタートさせました。2009年には、ラグビーワールドカップセブンズ2009の7人制女子日本代表にも選出され、国際舞台での経験を積みます。

大学卒業前の2010年には、イギリスのロンドンにあるRichmond clubに1年間留学し、ラグビーの本場でプレー。この経験は、彼女のラグビーに対する理解を深め、その後の競技生活に大きな影響を与えました。

2012年に法政大学を卒業後、三菱重工業に入社。しかし、ラグビーへの情熱は冷めることなく、競技活動を継続しました。2014年には、アジア大会の7人制女子日本代表に選出され、銀メダル獲得に貢献。その実力が国際レベルでも通用することを証明しました。

オリンピックとワールドカップ

2016年には、リオデジャネイロオリンピックの7人制女子日本代表のバックアップメンバーに選ばれました。そして2017年には、女子ラグビーワールドカップ2017の15人制女子日本代表に選出され、長年の夢であったワールドカップの舞台に立ちました。

プレースタイルと人物像

加藤選手のポジションは主にセンター（CTB）で、そのスピードとアジリティ、そして的確な判断力が持ち味です。ニックネームは「けいこちゃん」や「けいてぃー」として親しまれており、チームメイトからも信頼の厚い選手です。その明るい性格とリーダーシップは、チームに良い影響を与えています。また、常に向上心を持って練習に取り組む姿勢は、多くの若手選手たちの模範となっています。

加藤選手は、日本の女子ラグビー界を代表する選手の一人であり、今後の活躍も大いに期待されています。

主な代表歴

7人制女子日本代表
香港セブンズ（2008年）
ラグビーワールドカップセブンズ2009
アジア大会（2014年）：銀メダル
リオデジャネイロオリンピック バックアップメンバー（2016年）
15人制女子日本代表
女子ラグビーワールドカップ2017

関連情報

大阪府出身の人物一覧
常翔学園中学校・高等学校
ラグビー女子日本代表
7人制ラグビー女子日本代表

外部リンク
女子日本代表：加藤慶子 - 日本ラグビーフットボール協会)
第17回アジア競技大会 プロフィール
加藤慶子 (@KEiKO87K) - X（旧Twitter）

もう一度検索