加藤頼

加藤頼（かとう らい）は、1980年7月16日生まれの日本の俳優です。本名は加藤小次郎。劇団俳優座に所属しています。俳優の加藤剛を父に、女優・声優の伊藤牧子を母に持ち、兄には同じく俳優の夏原諒がいます。2013年1月に、旧芸名の頼三四郎（らい さんしろう）から現在の加藤頼に改名しました。

東京都出身で、成城大学を卒業しています。身長170cm、血液型はO型。特技は野球、スキー、やり投げ、歌と多岐にわたります。2006年には、松崎健ん語と共に個人劇団「RaiKenPlus」を結成し、舞台作品の制作にも積極的に取り組んでいます。

舞台俳優としての主な出演作品には、『フロス河の水車場』、『夏の夜の夢』、『ザ・パイロット』、『上意討ち』、『颶風のあと』、『蟹工船』などがあります。特に、『大岡越前 -卯の花が咲くとき-』では、RaiKenPlusが脚本を担当し、加藤自身は若き日の大岡忠相を演じました。その他にも、『月光の海 ギタラ』、『セチュアンの善人』など、様々なジャンルの舞台で活躍しています。

テレビドラマでは、ミステリー作品への出演が多く、『月曜ミステリー劇場』の『冤罪シリーズ3』や、『森村誠一サスペンス 刑事の証明』、『森村誠一サスペンス 正義の証明』、『特捜弁護士・橘竜太郎 -雪冤の旅-』、『森村誠一サスペンス 魔性の群像 刑事・森崎慎平』などに出演しています。時代劇にも多数出演しており、『ナショナル劇場50周年記念特別企画 大岡越前』、『逃亡者おりん　スペシャル‘紅蓮の巻’』、『水戸黄門』などの人気シリーズにも名を連ねています。NHKの大河ドラマ『軍師官兵衛』では吉川広家役を演じました。

近年では、大岡越前シリーズへの出演が目立ち、2013年の『大岡越前』から始まり、数々のスペシャル版を含め、2024年まで継続して出演しています。また、海外ドラマの吹き替えにも挑戦しており、『アイアン・フィスト』ではゼン・イー（リック・ユーン）の声を担当しました。

加藤頼は、舞台、テレビドラマ、吹き替えと多岐にわたる分野で活躍する実力派俳優であり、今後ますますの活躍が期待されます。

主な出演作品

舞台
フロス河の水車場
夏の夜の夢
ザ・パイロット
上意討ち
颶風のあと
蟹工船
大岡越前 -卯の花が咲くとき-
月光の海 ギタラ
セチュアンの善人

テレビドラマ
月曜ミステリー劇場
「冤罪シリーズ3」（2002年） - 風間大
ナショナル劇場50周年記念特別企画 「大岡越前」2時間スペシャル（2006年） - 岬大介
逃亡者おりん　スペシャル‘紅蓮の巻’
水戸黄門
第37部 第15話「三下り半は御免蒙る」（2007年）- 芳次郎
スペシャル（2015年） - 友吉
水曜ミステリー9
「森村誠一サスペンス 刑事の証明」（2008年 - 2013年） - 佐野雄二
坂の上の雲（2010年 - 2011年、NHK） - 永田泰次郎
月曜ゴールデン
「森村誠一サスペンス 正義の証明」（2011年） - 関口伸一
「特捜弁護士・橘竜太郎 -雪冤の旅-」（2013年） - 藤尾義三
「森村誠一サスペンス 魔性の群像 刑事・森崎慎平」（2013年） - 後藤琢人
大岡越前
(2013年) - 片瀬堅太郎
(2014年)
(2016年)
スペシャル 白洲に咲いた真実（2017年）
スペシャル〜大波乱!宿命の白洲〜（2023年）
(2024年)
軍師官兵衛（2014年、NHK） - 吉川広家

吹き替え
アイアン・フィスト（2013年） - ゼン・イー（リック・ユーン）

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