THE ポッシボーが
2014年3月26日にリリースした
シングル作品「勇気スーパーボール!」(ゆうきスーパーボール)は、グループにとって通算17枚目、そしてメジャーとしては9枚目にあたる
シングルです。この作品は、後にグループ名義が変更されることから、「THE ポッシボー」として発表された最後の
シングルとして、ファンにとって特別な意味合いを持つ一枚となりました。
この
シングルの最大の特徴は、表題曲がファンの投票によって決定されたというユニークなプロセスを経ている点です。
2013年12月29日に放送されたFM NACK5の特別番組内で、翌年3月発売予定の
シングルの表題曲を、候補となる6曲の中からファンの意見を反映して選出することが発表されました。
選考の過程は段階的に進みました。まず、
2014年1月6日には、候補曲として挙げられた「幸せの天秤」「人生はパーリィー!だぁー!」「全力で愛して…ねッ!」「Do Me! Do!」「Nasty!」「勇気スーパーボール!」の全6曲のデモ音源が、YouTubeおよびSoundCloudといったオンラインプラットフォームで公開され、ファンは楽曲の雰囲気を事前に掴むことができました。
そして、
2014年1月15日に開催されたイベント『ポッシボー会議vol.35』にて、第一次投票で特に支持を集めた上位3曲、すなわち「人生はパーリィー!だぁー!」「Do Me! Do!」「勇気スーパーボール!」に候補が絞り込まれました。最終的な決定は、その直後の
2014年1月17日に新宿BLAZEで行われた単独ライブ『THE ポッシボー バンドライブ2014〜(おもしろ企画あり)詳細はHPへGOッ!〜』のステージ上で行われることになりました。この日のライブ来場者による投票と、事前のウェブ上での投票結果が合算され、見事「勇気スーパーボール!」が表題曲として選ばれたのです。
シングルは、通常盤とタイプAからタイプEまで合計6形態で発売されました。各形態は、表題曲に加え、カップリング曲やライブ音源の収録内容が異なります。通常盤とタイプAからタイプDには、惜しくも表題曲にはならなかった他の候補曲から1曲ずつがカップリングとして収録されています。具体的には、タイプAに「人生はパーリィー!だぁー!」、タイプBに「幸せの天秤」、タイプCに「Nasty!」、タイプDに「全力で愛して…ねッ!」がそれぞれ収められています。一方、タイプEはカップリング曲が収録されておらず、表題曲のみが収められています。さらに、タイプAからタイプEの各盤には、それぞれ異なる楽曲のライブ音源がボーナストラックとして追加されているのも特徴です。タイプEには表題曲と「Do Me! Do!」のライブ音源が、他のタイプにはそれぞれのカップリング曲のライブ音源が収録されています。
収録曲の詳細は以下の通りです。
通常盤
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- - 勇気スーパーボール!(inst)
- - Do Me! Do!(inst)
タイプA
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼・原田勝通・手島いさむ
- - 勇気スーパーボール!(inst)
- - 人生はパーリィー!だぁー!(inst)
- - 人生はパーリィー!だぁー!(ライブ)
タイプB
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- - 勇気スーパーボール!(inst)
- - 幸せの天秤(inst)
- - 幸せの天秤(ライブ)
タイプC
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- - 勇気スーパーボール!(inst)
- - Nasty!(inst)
- - Nasty!(ライブ)
タイプD
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- - 勇気スーパーボール!(inst)
- - 全力で愛して…ねッ!(inst)
- - 全力で愛して…ねッ!(ライブ)
タイプE
- 作詞・作曲:本上遼、編曲:本上遼 & 原田勝通
- - 勇気スーパーボール!(ライブ)
- - Do Me! Do!(ライブ)
この
シングルに収録されている表題曲「勇気スーパーボール!」と、通常盤のカップリング曲である「Do Me! Do!」は、後にリリースされたアルバム『1116』にも収められています。
また、「勇気スーパーボール!」は多くのメディアで取り上げられ、TBCラジオ、NACK5、bayfm、FM-FUJIといったラジオ局のパワープレイに選ばれたほか、日本テレビ系「
ミュージックドラゴン」や
テレビ東京「The Girls Live」のエンディングテーマとしても使用され、幅広い層に届けられました。