勝田町

勝田町（かつたちょう）

勝田町は、かつて岡山県の北東部に位置し、鳥取県と県境を接していた町です。勝田郡に属していました。2005年の合併により美作市となり、旧町役場は現在、美作市役所勝田総合支所となっています。

概要

勝田町は中国山地に位置し、町域の大部分が山林で占められていました。豊かな自然環境が特徴です。

歴史

沿革

1889年（明治22年）6月1日 - 町村制施行に伴い、大町村、小畑村、久賀村、河内村、真加部村、矢田村、余野村が合併し、勝田村が発足しました。
1900年（明治33年）4月1日 - 勝北郡が勝南郡と合併し、勝田郡となりました。
1940年（昭和15年）11月3日 - 町制を施行し、勝田町となりました。
1954年（昭和29年）3月31日 - 吉野村の一部（杉原地区）を編入。吉野村の残りの部分は、他の町村と合併して勝央町となりました。
1954年（昭和29年）11月1日 - 粟広村の一部（長谷内・馬形・宗掛）を編入。粟広村の残りの部分は、英田郡美作町へ編入されました。
1955年（昭和30年）1月1日 - 梶並村と合併し、新たな勝田町が誕生しました。
2005年（平成17年）3月31日 - 美作町、作東町、英田町、大原町、東粟倉村との合併により美作市となりました。

経済

産業

農業が主な産業でした。

『大日本篤農家名鑑』には、勝田村の篤農家として森安太郎、梶並庄太郎などの名前が記載されています。

行政

勝田町役場（現・美作市役所勝田総合支所）
梶並支所（現・美作市役所勝田総合支所梶並出張所）

教育

勝田町立勝田小学校（現・美作市立勝田小学校）
勝田町立勝田東小学校（現・美作市立勝田東小学校）
勝田町立梶並小学校（現・美作市立梶並小学校）
勝田町立勝田中学校（現・美作市立勝田中学校）

交通

町内には鉄道および高速道路は通っていません。

一般国道

国道429号

県道

鳥取県道・岡山県道7号智頭勝田線
岡山県道51号美作奈義線
岡山県道356号行方勝田線
岡山県道357号梶並立石線
岡山県道388号馬形美作線
岡山県道479号瀬戸宗掛線

名所・旧跡・観光スポット

トム・ソーヤー冒険村 - 自然体験施設。

出身・ゆかりのある人物

中井連（旧姓・大町、内外科医師、中井病院長、摩耶山社長）
安藤翔（剣舞家）

参考文献

大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。

関連項目

* 岡山県の廃止市町村一覧

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