北おおさか信用金庫

北おおさか信用金庫：大阪府北部の地域金融を支える信用金庫

北おおさか信用金庫は、大阪府茨木市に本店を、大阪市淀川区に本部を置く信用金庫です。2014年2月、十三信用金庫と摂津水都信用金庫の合併によって誕生しました。合併以前よりそれぞれ地域に密着した営業を展開してきた両信金が統合されたことで、北おおさか信用金庫は、北摂地域（大阪北部と兵庫県阪神南地域）、北河内地域、そして大阪市北部（主に）という広範囲なエリアをカバーする、大阪府有数の規模を誇る信用金庫へと成長しました。

合併と成長

2013年、十三信用金庫と摂津水都信用金庫は、対等合併することで合意。翌2014年、近畿財務局の認可を経て、正式に北おおさか信用金庫が発足しました。本店は旧摂津水都信用金庫の本店に、旧十三信用金庫の本店は「本部」兼「十三営業部」として機能しています。合併後、預金残高は約1兆3000億円に達し、大阪市内の大手信用金庫に次ぐ規模となりました。この合併は、地域経済の発展に大きく貢献すると期待されました。

営業エリアと顧客基盤

北おおさか信用金庫の営業エリアは、主に大阪モノレールの沿線地域と重なります。旧水都信用金庫（旧豊中信用金庫と大阪殖産信用金庫を含む）と旧摂津信用金庫の営業範囲が、ほぼ大阪モノレール沿線に沿っているためです。ただし、旧十三信用金庫の管轄地域の一部は除かれます。これらの地域は、住宅地や商業地が混在し、多様な顧客層を抱えているのが特徴です。そのため、北おおさか信用金庫は、個人顧客、中小企業、そして地域社会を支える幅広い金融サービスを提供することに注力しています。

サービス向上への取り組み

顧客サービスの向上にも積極的で、2021年には磁気の影響を受けにくい新しい通帳「Hi-Co通帳」の取り扱いを開始しました。これは、従来の通帳に比べて耐久性が高く、データの安全性を向上させるものです。ただし、すべてのATMで利用できるわけではないため、注意が必要です。この取り組みからも、北おおさか信用金庫が、時代の変化に対応し、顧客の利便性を高めるための努力を続けていることがうかがえます。

地域社会への貢献

北おおさか信用金庫は、単なる金融機関としてだけでなく、地域社会に貢献する存在として活動しています。地元のイベントへの協賛や、地域経済活性化のための支援活動など、さまざまな取り組みを行っています。これらの活動は、信用金庫の地域密着性を示すものであり、顧客からの信頼をさらに深めることに繋がっていると考えられます。

まとめ

北おおさか信用金庫は、合併による規模拡大と、地域密着型の営業戦略によって、大阪府北部における有力な金融機関として確固たる地位を築き上げています。顧客サービスの向上への取り組みや、地域社会への積極的な貢献は、その発展を支える重要な要素となっています。今後も、地域経済の活性化に貢献し、顧客の信頼に応える金融機関として、発展を続けることが期待されます。

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