北九州市消防局

北九州市消防局

北九州市消防局は、福岡県北九州市に設置された消防機関です。北九州市長が管理者として、市民の生命、身体及び財産を火災、災害から守ることを使命としています。

沿革

1963年の発足以来、北九州市の消防体制は時代の変化とともに進化してきました。

1963年：北九州市消防局が発足
1966年：穴生出張所を開設
1970年：消防艇を配備、救急車のサイレンを電子音に変更
1974年：行政区再編に伴い7消防署体制へ移行
1982年：北九州市民防災センターを開設
1992年：高規格救急車を導入
1993年：消防航空隊が発足、マレーシアビル倒壊災害へ国際消防救助隊を派遣
2002年：消防局が現在地へ新築移転
2007年：北九州市特別高度救助隊（ハイパーレスキュー・北九州）発隊
2011年：東日本大震災へ緊急消防援助隊を派遣
2014年：小倉北消防署が新築移転
2017年：市内の消防出張所を消防分署に改名
2019年：新しい門司消防署の運用を開始

組織

消防局は、総務部、予防部、警防部の3部体制で構成されています。

総務部：庶務、人事、経理、通信管理、消防音楽隊などを担当
予防部：火災予防、火災調査、危険物保安、建築設備などを担当
警防部：警防、救助、救急、消防団、防災、消防航空隊、指令などを担当

各消防署には、予防課と警防課が設置され、地域の実情に合わせた消防活動を展開しています。

主力機械

消防活動に使用される車両は、消防ポンプ自動車、救助工作車、はしご付消防自動車、化学消防ポンプ自動車、救急車など多岐にわたります。また、消防艇や消防ヘリコプターも配備されています。

消防ポンプ自動車：25台
救助工作車：7台
水槽付消防ポンプ自動車：21台
はしご付消防自動車：8台
化学消防ポンプ自動車：5台
高規格救急自動車：26台
消防艇：1隻
消防ヘリ：1機

不祥事

過去には、救急隊員による人身事故および現場からの逃走事件が発生しています。市民の信頼を損なうことのないよう、綱紀粛正に努めています。

国際協力・技術協力

北九州市消防局は、JICAの研修員を受け入れるなど、国際協力にも積極的に取り組んでいます。国際消防救助隊には11名の隊員が登録されており、海外の大規模災害発生時には国際緊急援助隊救助チームの一員として派遣されます。

ハイパーレスキュー北九州

2007年4月に発隊した「ハイパーレスキュー北九州」は、高度な救助技術と専門的な装備を備えた特別救助隊です。

東部特別高度救助隊：小倉北消防署
西部特別高度救助隊：八幡西消防署上津役分署
特別高度化学救助隊：小倉北消防署井堀分署
高度救急隊：救急ワークステーション（八幡東救急隊兼務）

これらの部隊は、大規模災害や特殊災害など、高度な対応が求められる現場で活躍しています。

関連項目

北九州市
北九州市防災マスコットキャラクター「チェックル」

外部リンク

* 北九州市消防局

もう一度検索