北区立滝野川紅葉中学校

東京都北区に所在する公立中学校、「きたくりつたきのがわこうようちゅうがっこう」と読みます。この学校は、地域の二つの中学校が統合して誕生した新しい歴史を持つ学び舎です。

沿革

滝野川紅葉中学校は、2009年（平成21年）に、それまで地域にあった北区立紅葉中学校と北区立滝野川中学校が統合し、新たに開校しました。開校当初は、旧滝野川中学校の校舎（東京都北区滝野川2-52-10）を使用し教育活動を行っていました。その後、旧紅葉中学校の跡地（東京都北区滝野川5-55-8）に新校舎が建設され、2013年（平成25年）に移転しました。同年11月には、新しい校舎の完成を祝う落成式典が盛大に挙行され、学校の新たな拠点としての一歩を踏み出しました。

学校概要

学校の開校記念日は5月1日と定められています。これは、統合元である旧紅葉中学校の開校記念日と同じ日付を受け継いだものです。

年間行事

滝野川紅葉中学校では、年間を通じて生徒たちの成長を促す様々な行事が計画されています。これらの行事は年度によって実施日が異なる場合があります。

新年度が始まる4月には、新入生を迎える入学式や1学期の始業式が執り行われます。また、6組の生徒たちが参加する北区合同運動会や、学校生活の要となる任命式、そして異動される先生方との別れを惜しむ離任式もこの時期に行われます。

5月には、生徒たちの体力向上とクラスの結束を深める運動会が開催されます。

6月には、3年生が歴史と文化を学ぶ修学旅行で京都・奈良を訪れます。

夏休み中の8月には、1年生が岩井臨海学園で自然体験活動を行い、2年生はEC那須で体験学習に臨みます。

10月には、1学期の終業式を経て、すぐに2学期の始業式が始まります。この月には、生徒たちの学習成果や創造性を発表する文化発表会の発表部門も実施されます。

11月には、1年生が校外学習に出かけ、教室を離れて学びを深めます。

年が明けた1月には、文化発表会の展示部門が行われ、生徒たちの作品が披露されます。また、2年生は鎌倉への校外学習を通じて歴史に触れます。

学年の締めくくりとなる3月には、3年生が卒業前の最後の校外学習を行います。日本の伝統文化に触れる百人一首大会も開催され、卒業式で3年生を送り出し、2学期の終業式を迎えて一年間の課程を終えます。

部活動

生徒たちは様々な部活動に参加し、日々技術や体力の向上、そして仲間との絆を育んでいます。運動部には、陸上部、野球部、サッカー部、男子ソフトテニス部、女子ソフトテニス部、バレーボール部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、卓球部があります。また、文化部としては、アートアンドクラフト部、手芸部、日本文化部があり、生徒たちはそれぞれの興味・関心に応じた活動に熱心に取り組んでいます。

被統合校の歩み

滝野川紅葉中学校の礎となった学校の一つ、北区立紅葉中学校は、かつてこの地域に存在した公立中学校です。1947年（昭和22年）に創立され、長年にわたり多くの生徒たちを育ててきました。開校記念日は本校と同じ5月1日でした。学校の施設も整備が進み、1964年（昭和39年）には完全給食が開始され、1969年（昭和44年）には校舎や体育館、プール、校庭の落成式が行われるなど、教育環境の充実に努めました。紅葉中学校は、2009年（平成21年）に北区立滝野川中学校との統合に伴い、その歴史に幕を下ろしました。旧紅葉中学校からは、女優として著名な倍賞千恵子さん、倍賞美津子さんをはじめ、菅六郎さん、旭五郎さん、競泳日本代表として活躍した武藤慎さんなど、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。統合相手であった北区立滝野川中学校も、地域の教育を支えた重要な存在でした。

所在地

本校は東京都北区滝野川5丁目55-8に位置しています。

北区立滝野川紅葉中学校