北原 隆志 (きたはら りゅうじ)について
北原隆志は、
1964年生まれの日本の教育者で、現在、渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校にて英語を教えています。彼は英語教育に特に力を入れ、多くの活動を通じて学生に
ディベートの楽しさと重要性を伝えています。
2001年、北原は授業に英語
ディベートを取り入れました。この新しい試みは、学生たちに自らの意見を
論理的に表現する技術を身につけさせることを目的としています。2008年には、渋谷教育学園で英語
ディベート部を創設し、主にパーラメンタリー
ディベートに焦点を当てた活動を展開しています。この
ディベート部は、学生にとって単なる学びの場ではなく、互いに意見を交換し、議
論することで人間力を高める貴重な経験となっています。
役職・活動
北原は現在、日本高校生パーラメンタリー
ディベート連盟(HPDU)の理事長を務めており、
ディベートの普及に貢献しています。また、一般社団法人日本英語交流連盟(ESUJ)では特別参与として活動し、次世代の英語教育のあり方を模索しています。さらに、SGH委員の副委員長としてユネスコスクールの担当を担い、日本の教育環境を国際的に広げる努力もしています。日本大学文理学部教育学会の理事としても活動し、教育界全体に影響を与える役割を果たしています。
指導の成果
彼の指導する渋谷教育学園渋谷高校は、2016年に開催されたPDA高校生パーラメンタリー
ディベート世界交流大会(PDAWC)で見事に1位に導かれました。この成功は、彼の教育方針や
ディベートに対する真摯な取り組みの帰結であり、学生たちの成長を実証するものです。
出版活動
北原はまた、著者としても知られています。2002年には『マージナルマン: 反抗期を迎えたすべての人に』を出版し、その後2005年には『アイデンティティの作り方: なりたい自分になるために』、2010年には『人間力の鍛え方: 幸せな大人になるために』を出版しています。これらの書籍は多くの若者に影響を与え、自らの生き方を考えるきっかけを提供しています。さらに、
ディベートの教材である『授業で行う Short Debate』を執筆し、英語教育の分野でも一役買っています。
北原隆志は、教育者だけでなく、著者や教育団体のリーダーとしても活躍しており、日本の教育界における重要な人物です。彼の活動は、学生たちが社会で必要とされるスキルを身につける手助けをしており、ますますその影響力を広げています。