北口学

北口学（きたぐちまなぶ）は、1972年2月21日生まれ、奈良県出身の元陸上競技選手であり、現在は指導者として活躍しています。智辯学園高等学校、亜細亜大学を卒業後、日立物流グループ陸上部（現在のロジスティード陸上部）の監督を務めました。

高校時代

北口は、高校時代から駅伝でその才能を発揮しました。全国高校駅伝には2年時と3年時に出場し、いずれも1区を担当しました。2年時の第39回大会では32分45秒（区間40位）、3年時の第40回大会では31分22秒（区間36位）という記録を残しました。この頃から、その潜在能力は注目されていました。

大学時代

亜細亜大学に進学後も、北口は駅伝を中心に活躍を続けました。2年時の第68回箱根駅伝では1区で区間最下位に終わるという苦い経験もしましたが、4年時の第70回箱根駅伝では6区で快走を見せ、亜細亜大学史上初となる区間賞を獲得しました。この快挙は、北口の大学陸上競技におけるハイライトと言えるでしょう。また、全日本大学駅伝にも1年時、2年時、4年時の3回出場し、4年時には7区で区間3位の好成績を収めています。

実業団時代

大学卒業後は、日立電線マラソン部に所属し、実業団選手として競技を続けました。ニューイヤー駅伝には1996年（第40回大会）から4年連続で出場を果たし、チームに貢献しました。1999年に現役を引退するまで、そのスピードと持久力を生かした走りでチームを支えました。

指導者としての活動

現役引退後の2004年、北口は日立電線マラソン部のコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。2007年には監督に昇格し、チームを率いる立場となりました。2012年4月、チームが企業グループの再編により日立物流（現在のロジスティード）に譲渡された後も、引き続き日立物流グループ陸上部の監督としてチームをまとめ、2020年3月末までその任を務めました。監督としての手腕も高く評価され、多くの選手を育成しました。


北口学は、選手としてはもちろんのこと、指導者としても陸上競技界に大きく貢献した人物と言えるでしょう。

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