北央信用組合

北央信用組合

北央信用組合は、北海道札幌市中央区に本店を構える、北海道内において最大規模を誇る信用組合です。地域からは「ほくしん」の愛称で親しまれています。

概要

1952年（昭和27年）に中小企業等協同組合法に基づき、札幌専売信用組合として設立されました。設立当初は、専売制度に関わる事業者への金融支援を目的としていました。1971年（昭和46年）10月からは、「せんしん」という略称を使用していました。

1982年（昭和57年）には、専和信用組合へと名称を変更し、より幅広い地域経済への貢献を目指しました。

1999年（平成11年）11月、千歳信用組合と共同信用組合が経営破綻するという危機的な状況が発生しました。専和信用組合は、地域経済の混乱を避けるため、両組合の事業を譲り受ける決断を下し、同年12月13日に「北央信用組合」として新たに発足しました。この際、略称も現在の「ほくしん」へと変更されました。

北央信用組合は、その過程で道内に存在した8つの信用組合のうち、4つの組合（網走・千歳・共同・旭川商工・小樽商工・室蘭商工・道央・北海商銀）を統合するという、異例の経緯をたどっています。この結果、北海道内最大の信用組合としての地位を確立しました。

ATMサービス

北央信用組合のATMでは、しんくみ お得ねっと提携信用組合のカードを利用した出金の場合、自組合扱いとなります。しかし、ATMの稼働は平日のみとなっていますので注意が必要です。また、セブン銀行とは提携していないため、当信用組合のキャッシュカードはセブン銀行ATMでは利用できません。一方、北海道銀行とは出入金ともに相互無料提携を結んでおり、利便性の向上に努めています。2024年7月からは、セイコーマートに設置されている「道民のATM」も同様に利用可能となり、更なる利便性の向上が期待されています。

沿革

1952年（昭和27年）11月 - 札幌専売信用組合として札幌市で発足。
1971年（昭和46年）10月 - 略称「せんしん」を制定。
1982年（昭和57年）8月 - 専和信用組合に名称変更。
1999年（平成11年）12月 - 千歳信用組合・共同信用組合の事業を譲受、北央信用組合（略称：ほくしん）として発足。
2002年（平成14年）5月 - 旭川商工信用組合の事業を譲受。
2006年（平成18年）2月 - 室蘭商工信用組合の苫小牧地区事業を譲受。
2018年（平成30年）10月 - 北海道銀行とのATM相互無料提携開始。
2021年（令和3年）1月4日 - 新規開設口座に対する未利用口座管理手数料を設定。
2024年（令和6年）1月10日 - 2020年12月31日以前開設口座にも未利用口座管理手数料を設定。

外部リンク

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関連項目

* 日本の信用組合一覧

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