北室町

北室町（きたむろちょう）は、奈良県奈良市の中心市街地東部に位置する地区です。

地理

奈良市の中央部に位置し、東西に走るならまち大通り（都市計画道路杉ヶ町高畑線）沿いに住宅などが立ち並んでいます。大通りの北側にはマンションも見られます。

地名の由来

北室町の地名は、かつてこの地にあった元興寺の伽藍における僧房の北室に由来すると伝えられています。僧房とは、寺院内で僧侶が生活する居住空間、またはその建物を指します。一般的に、寺院を南に位置づけ、その周囲に東室、北室、西室といった僧房が配置されました。北室町の名は、その名残を今に伝えるものと考えられています。

歴史

北室町は江戸時代から続く古い地名であり、かつては小刀鍛冶や東大寺大仏師の家があったとされています。古くから住宅地として発展してきた歴史を持っています。

交通

北室町へのアクセスは、近鉄奈良駅またはJR奈良駅から徒歩となります。

参考文献

* 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店、1990年 ISBN 4-04-001290-9

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