北川洋

北川洋（きたがわ ひろし）氏は、1963年7月6日生まれ、愛知県出身の日本の外交官です。1986年3月に東京都立大学法学部政治学科を卒業後、同年、外務省専門職員採用試験に合格し、翌1987年4月に外務省に入省しました。

外務省入省後、北川氏は国際的な舞台で豊富な経験を積んでいます。2000年8月には在フランス日本国大使館の二等書記官として赴任し、2003年4月には同大使館の一等書記官に昇進しました。同年9月には、在コートジボワール日本国大使館の一等書記官として、アフリカでの外交活動にも携わっています。2005年12月からは、国際連合日本政府代表部の一等書記官として、国際連合での活動に貢献しました。

その後、2009年7月には外務省本省に戻り、国際協力局無償資金・技術協力課の課長補佐、及び国際協力局開発協力総括課事業管理室の課長補佐を歴任しました。2012年8月には国際連合開発計画東京事務所に勤務し、国際協力の分野でも専門性を発揮しました。2015年7月からは再び海外勤務となり、在アルジェリア日本国大使館の一等書記官、2018年1月には同大使館の参事官を務めました。2018年12月からは、在チュニジア日本国大使館の参事官として、北アフリカ地域での外交活動を継続しました。

2021年5月には、外務省本省の大臣官房総務課情報防護対策室長に就任し、情報セキュリティ対策の要職を担いました。そして、2023年12月からは、在マルセイユ日本国総領事館の総領事として、フランス南部の要衝であるマルセイユで、日本とフランスの友好関係の発展に尽力しています。

北川氏は、これまでのキャリアを通じて、二国間関係から国際連合まで、幅広い外交分野で経験を積んでおり、その専門性と国際感覚は高く評価されています。また、フランス語に堪能であることも、そのキャリアを支える大きな要素となっています。在マルセイユ総領事としての今後の活躍が期待されます。

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