北川端町 (弘前市)

北川端町について

北川端町（きたかわばたちょう）は、青森県弘前市の一地域で、江戸時代から現代までの長い歴史が詰まった町名です。郵便番号は036-8194です。2017年のデータによると、町の人口は63人、世帯数は38世帯で、地域コミュニティが密接に関わっています。

地理

北川端町は土淵川の西側に位置し、自然環境に恵まれています。北部から南西部には新鍛冶町、南部は南川端町、東部には山道町が隣接しています。地理的に重要な位置にあるため、歴史的な背景も豊かです。

歴史

江戸時代

北川端町は、寛文13年（1673年）に弘前中惣屋敷絵図に記されている時点では、新派町として屋敷が区画されていましたが、この時期には住民はいませんでした。その後、延宝5年（1677年）には弘前惣御絵図において新大工町四丁目と描かれていますが、依然として住民の記録はありません。享保6年（1721年）には、町割帳に川端町としての記録が残ります。

文政の時代（1818年〜1830年）頃には、現在の名称である北川端町となりました。このように、江戸時代を通じて次第に町名が確立していったのです。

明治時代以降

江戸時代から近代へと移行する中で、北川端町は弘前城下の一部として存在していました。明治初年から明治22年（1889年）には弘前を冠称する形で、1900年には弘前市に組み入れられました。

地名の由来

北川端町という名称は、土淵川に隣接していることから付けられました。また、南に位置する南川端町との相対的な位置関係を示すために、北と名付けられたとされています。

施設

医療機関

地域には、なかざわ歯科や石戸谷皮フ科医院といった医療機関があり、住民の健康を支えています。これらは地元のニーズに応える重要な施設です。

公共施設

土淵川北川端町緑地があり、住民に憩いの場を提供し、自然と接する機会を貴重にしています。

学校

市立小・中学校に通う際の学区は明確に定められており、地域の子どもたちが教育を受けやすい環境が整っています。

交通

交通面では、弘南バスの蓬莱橋の停留所が利用可能で、特に土手町循環100円バスなど多様なバス路線があります。また、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅も近く、交通の便が良いことから、地域住民や訪れる人々の移動をスムーズにしています。

結論

北川端町は、歴史と自然に恵まれた魅力的な地区であり、少数の住民が共に暮らす温かいコミュニティが形成されています。これからも地域の発展と、歴史の継承が期待される場所です。

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