北海道立ゆめの森公園

北海道立ゆめの森公園

北海道東部、標津郡中標津町に広がる「北海道立ゆめの森公園」は、根釧地方では唯一の道立都市公園です。

この公園の最大の特徴の一つは、根室中標津空港に隣接し、直接アクセスできる立地です。「恵み豊かな大地に浮かぶアミュージングランド」をコンセプトに掲げ、訪れる人々が年間を通して自然と触れ合いながら、遊び、学び、様々な体験ができる空間づくりを目指しています。

広大な敷地は、テーマごとに大きく3つのゾーンに分かれています。

1. センターゾーン: 公園の中心となるエリアで、エントランス、屋内の遊び場、自然の中で体を動かす冒険の森、交流の場となる広場、そして自然観察に適したエリアや牧場の面影を残す丘など、多岐にわたる施設が集まっています。ビジターセンターや屋内遊技施設、イベント広場、屋外遊具、そしてバーベキュー施設（予約制のハウスや屋外炉、コンロスペース）が整備されており、様々な目的で利用できます。

2. 軽スポーツゾーン: こちらは、体を動かすことに特化したエリアです。パークゴルフ場は、5コース45ホールという大規模なもので、うち36ホールは日本パークゴルフ協会公認コースとなっています。「まきばのコース」「そよかぜコース」「ファミリーコース」「コスモスコース」「こもれびコース」と名付けられた各コースは、それぞれ異なる趣きでプレーヤーを楽しませます。パークゴルフ場の利用者のためのクラブハウスも完備されており、その他に多目的芝生広場もあります。

3. 翼とふれあいのゾーン: 空港ターミナルと直接つながるユニークなエリアです。かつて滑走路として使われていた場所の一部がそのまま残されており、飛行機に親しみを感じられる空間となっています。また、公園沿いの道道沿いには、季節になると美しいコスモス畑が広がり、訪れる人々の目を楽しませます。

公園全体は、四季を通じて様々な表情を見せますが、特に冬期間には、全てのゾーンにわたり歩くスキーのコースが整備されます。約2.8km、約1.8km、約1.4kmと、体力や目的に合わせた3種類のコースが用意されており、積雪期ならではの楽しみを提供しています。

北海道立ゆめの森公園は、空港からのアクセスという利便性を持ちながら、自然豊かな環境の中で、年齢を問わず誰もが多様な活動を楽しめる魅力的な公園です。遊び、学び、そして人と自然が心地よく触れ合う場として、地域住民はもちろん、観光客にも開かれた空間となっています。

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