北海道立子ども総合医療・療育センター

北海道立子ども総合医療・療育センター

北海道立子ども総合医療・療育センターは、札幌市手稲区にある小児専門の医療機関で、愛称は「コドモックル」です。このセンターは、北海道立小児総合保健センターと北海道立札幌肢体不自由児総合療育センターの2つの施設の機能を統合し、2007年に設立されました。特に北海道内で唯一の特定機能周産期母子医療センターとして認定されており、周産期の医療に力を入れています。

施設の特徴

センターは、子どもたちが通院または入院している際に必要な医療とサポートを提供するために、隣接する北海道手稲養護学校との連絡通路が設けられています。また、センターの近くには「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が存在しており、医療を受ける児童やその家族のための支援を行っています。

沿革

• - 1977年（昭和52年）: 北海道立小児総合保健センターが診療を開始。
• - 1981年（昭和56年）: 幼児病棟を開設。
• - 1993年（平成5年）: MRI病棟が完成。
• - 1952年（昭和27年）: 北海道整肢学院が設置され、1961年には母子入院施設が始まる。
• - 2001年（平成13年）: 小児総合保健センターと肢体不自由児総合療育センターの一体化構想が策定され、
• - 2007年（平成19年）: 2つの施設が統合され、新たにセンターが開設。

このように、センターは長い歴史を持ち、地域に密着した医療サービスを提供してきました。多様な診療科が揃い、子どもたちに必要な医療を一元的に受けることができる点が大きな特徴です。

診療科とサービス

北海道立子ども総合医療・療育センターでは、さまざまな診療科があり、包括的な医療を提供しています。診療科には小児科、精神科、耳鼻咽喉科などがあり、子どもの成長段階に応じた専門的なサポートを行っています。特に、肢体不自由のある子どもたちには、身体的な支援と医療が一体となった治療が行われ、生活の質を向上させるためのプログラムが用意されています。

アクセスと交通

センターは、国道5号線沿いに位置しており、公共交通機関を使って訪れることも容易です。最寄りのJR星置駅からは徒歩約10分、バス利用の場合は「手稲鉱山通」バス停から徒歩1分で到着します。また、地下1階には駐車場が完備されており、車椅子用のスペースも用意されています。

駐車場詳細

• - 車椅子用: 42台
• - 一般用: 58台

このような設備が整っていることで、医療サービスを受ける子どもたちとその家族にとって、安心して利用できる環境を整えています。

まとめ

北海道立子ども総合医療・療育センターは、地域社会で重要な役割を果たしており、さまざまな医療ニーズに応えるために日々努力を続けています。小児医療の先駆けとして、子どもたちが健康で豊かな生活を送るための支援を行っています。

もう一度検索