北海道芽室高等学校

北海道芽室高等学校

北海道芽室高等学校（ほっかいどうめむろこうとうがっこう）は、北海道河西郡芽室町に所在する公立の高等学校です。北海道が設置・運営する道立高校であり、全日制の普通科を設置しています。

校訓

本校の校訓は「切磋琢磨」です。生徒たちが互いに励まし合い、競い合いながら、自身の才能や技術を磨き高めていくことを重んじる精神が根付いています。

特色

北海道芽室高等学校は、生徒の多様なニーズに応えるためのいくつかの特色を有しています。

まず、卒業後の進路選択肢の幅広さが挙げられます。四年制大学や短期大学への進学、専門学校への進学、そして就職と、それぞれの希望に応じたきめ細やかな進路指導が行われており、多くの選択肢の中から自分に合った道を選ぶことができます。

生徒の男女比率は、女子生徒がやや多く、およそ男子4割、女子6割となっています。過去には、特定の学年で男子14名に対し女子26名といった比率が見られたこともあります。

学校の敷地面積が非常に広いことも特徴の一つです。この広々とした環境は、生徒たちがのびのびとスポーツやその他の活動に取り組むことを可能にし、豊かな高校生活を支えています。

また、学校周辺にはかつて大きな製糖工場があり、その操業時期である秋から春にかけて特有の匂いが発生することが過去には問題視されました。しかし、近年は製糖工場側による環境対策が進められた結果、こうした異臭はほとんど感じられなくなっており、周辺環境は大きく改善されています。

沿革

本校の歴史は、1948年11月に北海道清水高等学校の芽室分校として開校したことに始まります。開校当初の12月には、定時制課程として農業科と普通科が設置されました。

翌年の1949年10月には、北海道清水高等学校から独立し、北海道芽室高等学校として新たな一歩を踏み出しました。1950年4月には定時制家庭科が加わり、さらに1952年5月には被服別科の設置も認可されるなど、多様な学科を持つようになります。

しかし、1954年4月には被服別科が廃止されるとともに、全日制普通科が初めて設置され、当初は2間口でスタートしました。その後、1957年3月には道立高校へと移管され、公立校としての基盤を固めます。

全日制普通科は順次拡充され、1960年4月には1間口増設されて3間口体制に、1975年4月にはさらに1間口増設されて4間口体制となります。この時期には定時制課程の再編も進み、1963年4月には定時制家庭科が家政科に改称され、1966年4月には定時制家政科が廃止され、定時制生活科が設置されました。しかし、時代の流れとともに定時制課程の募集は停止され、1975年4月に定時制生活科の募集が停止、1981年4月には定時制農業科の募集も停止となり、定時制課程はその役割を終えました。同時に、1981年4月には全日制普通科がさらに1間口増設され、最大となる5間口体制となりました。

学校施設面では、1983年12月に新校舎への移転が実現し、教育環境の近代化が図られました。

2003年4月には、時代の変化や生徒数の動向に対応するため、全日制普通科が1間口削減され、現在の4間口体制となりました。

このように、北海道芽室高等学校は、創立以来、地域社会の要請に応えつつ、学科構成や施設を変化させてきました。現在では、全日制普通科単独校として、未来を担う人材育成に取り組んでいます。

関連項目

• - 北海道高等学校一覧

外部リンク

• - 北海道芽室高等学校公式ウェブサイト

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