北海道道1178号泊共和線

北海道道1178号泊共和線

北海道道1178号泊共和線は、北海道の西部に位置する古宇郡泊村と岩内郡共和町を結ぶ一般道道です。この路線は、地域住民の生活を支えるだけでなく、災害時には重要な避難路としての役割を果たすことが期待されています。

概要

泊共和線は、元々国道229号の代替路、特に避難道路として計画・事業化された路線です。きっかけとなったのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災でした。泊発電所の敷地内を国道229号が通過しているため、災害発生時に国道が使用できなくなる事態を想定し、避難路整備の必要性が高まりました。この状況を受け、当時の北海道知事であった高橋はるみ氏が建設を決定。2012年2月23日に議案が提出され、同年3月23日に可決、3月30日に路線認定という運びになり、泊共和線の建設が事実上決定しました。

路線データ

起点：北海道古宇郡泊村茅沼村（国道229号・北海道道342号茅沼鉱山泊線交点）
終点：北海道岩内郡共和町国富（国道5号交点）
総延長：32.615 km
実延長：14.151 km
重用延長：1.924 km
未供用延長：16.540 km

歴史

2012年（平成24年）3月30日 - 路線認定。
2023年（令和5年）5月24日 - 岩内郡共和町発足 - 国富 (6.1 km) が開通。
2024年（令和6年）3月25日 - 古宇郡泊村茅沼村 - 岩内郡共和町宮丘 (5.1 km) が開通し、全線供用開始。

路線状況

泊共和線は、地域の交通を円滑にするだけでなく、緊急時の避難路としての機能も担っています。全線開通により、地域住民の安全性向上に大きく貢献することが期待されています。

道路施設

泊共和線には、以下の主要なトンネルと橋梁が含まれています。

主なトンネル

茅沼トンネル（246 m）
渋井トンネル（92 m）
宮丘トンネル（1,112 m）
水松沢トンネル（1,446 m）
国富大山トンネル（1,544 m）

主な橋梁

茶津大橋（230 m）
大工橋（12 m）
岩淵橋（9 m）
宮丘橋（21 m）
金井橋（9 m）
新ヤチナイ橋（23 m）
境橋（22 m）
水松沢橋（12 m）
大山橋（22 m）

これらのトンネルや橋梁は、厳しい自然環境下でも安全な通行を確保するために重要な役割を果たしています。

地理

泊共和線は、以下の主要な道路と接続しています。

主な接続道路

泊村
国道229号 - 茅沼村（起点）
北海道道342号茅沼鉱山泊線 - 茅沼村（起点）
共和町
北海道道569号蕨台古平線
北海道道818号発足線 - 発足
国道5号 - 国富（終点）

これらの接続道路を通じて、周辺地域との連携が強化されています。

まとめ

北海道道1178号泊共和線は、地域住民の生活を支え、災害時には重要な避難路となる、地域にとってなくてはならない存在です。今後の道路状況の変化にも注目し、安全で快適な通行が維持されることを期待します。

関連項目

* 北海道の道道一覧

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