北海道道526号東札幌停車場線

北海道道526号東札幌停車場線は、札幌市白石区内を走る短い一般道道です。その起点は、かつての国鉄千歳線東札幌駅跡である白石区菊水7条4丁目に位置し、終点は白石区菊水6条4丁目で北海道道3号札幌夕張線と交わります。

路線データ

起点：北海道札幌市白石区菊水7条4丁目（旧国鉄 千歳線 東札幌駅跡）
終点：北海道札幌市白石区菊水6条4丁目（北海道道3号札幌夕張線交点）
総延長：0.3km

歴史

この道道の歴史は古く、開拓時代には白石村から札幌本府へ直接通じる唯一の道路として機能していました。豊平橋を経由して現在の国道12号と国道36号を結び、人や物資の輸送を支える重要な役割を果たしていました。

昭和初期まで、この道は「山道（やまみち）」と呼ばれていました。当時の人々にとって、この道が札幌と白石を結ぶ主要なルートであったことが伺えます。

現在、山道の札幌側は北海道道3号札幌夕張線の一部として、菊水2条3丁目から豊平区豊平1条3丁目にかけてその名残をとどめています。一方、山道の白石側は途中分断されているものの、札幌コンベンションセンター付近に一部が残っています。これらの残された道は、かつての交通の要所であったこの場所の歴史を静かに物語っています。

1966年（昭和41年）3月31日に、北海道道526号東札幌停車場線として正式に路線認定されました。

地理

この道道が通過する自治体は、石狩振興局と札幌市です。

交差する道路

札幌市内では、以下の道路と交差しています。

北海道道3号札幌夕張線 - 菊水6条4丁目（終点）

特記事項

北海道道526号東札幌停車場線は、総延長が0.3kmと非常に短い道道ですが、その歴史的背景と、札幌市内の交通網における役割は特筆に値します。開拓時代から現代に至るまでの札幌の発展を支えた道の一つとして、その存在は今もなお重要です。

短い距離ながらも、この道道は札幌の歴史と文化を今に伝える貴重な存在と言えるでしょう。

関連項目

* 北海道の道道一覧

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