北陸地方整備局

北陸地方整備局の概要

北陸地方整備局は、国土交通省の地方支分部局として、新潟県、富山県、石川県にかけての土木と建築に関する行政を取りつくる重要な機関です。この整備局は、交通、河川建設、災害対策に力を入れており、地域のインフラの整備と管理を担っています。

所在地と管轄区域

北陸地方整備局の本部は新潟県新潟市中央区の美咲町にある新潟美咲合同庁舎に位置しています。また、この整備局は新潟県、富山県、石川県の土木建築行政を本的に管理しており、河川に関しては荒川水系や信濃川水系など広範囲な流域を監督しています。さらに、特定の河川地点では山形県、福島県、群馬県、長野県、岐阜県、福井県などの地域も管轄しています。

道路に関しては、国道289号や国道8号など、福島県および福井県の一部についても管理し、高速道路などの交通整備を行っています。また、港湾および空港の業務にも触れ、福井県や長野県を含む広い範囲での施設管理を行っています。

歴史

2001年に中央省庁の再編成が行われた結果、旧建設省の「北陸地方建設局」と旧運輸省の「第一港湾建設局」が統合されたことにより、北陸地方整備局が設立されました。その際には、それぞれの局から25か所と5か所の事務所が引き継がれ、現在の業務体系が整えられました。

なお、福井県は旧近畿地方建設局に属しており、再編後もそのまま近畿地方整備局の管轄に属しています。

組織と予算

北陸地方整備局には約1800名の職員が働いており、2020年度の予算は約4552億7100万円に上るとされています。下部機関は合計で96あり、28の事務所と68の出張所が存在します。これらの事務所は、地域のさまざまなプロジェクトや業務に対応するために、さまざまな専門知識を持つ職員によって構成されています。

廃止された事務所

過去には、清津川ダム調査事務所が2003年に、また横川ダム工事事務所が2008年に廃止されるなど、組織の変遷が見られます。これらの事務所は、以前の業務を専門に行っていた機関でしたが、時代の変化や業務合理化によりその役割を終えました。

まとめ

北陸地方整備局は、地域のインフラ整備を支える重要な役割を果たしており、主に新潟、富山、石川の各県において土木や建築行政を司っています。その広範な管轄区域と多様な業務は、地域発展に寄与するとともに、国全体の安全性と利便性を確保するために不可欠です。詳しい情報については、公式サイトで各事務所の詳細を閲覧できます。

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