北陸電力ブルーサンダー

北陸電力ブルーサンダーの歴史と軌跡

北陸電力ブルーサンダー（ほくりくでんりょくブルーサンダー）は、かつて日本ハンドボールリーグに所属していた社会人のハンドボールチームです。設立は1990年で、福井県福井市をホームタウンとし、その母体は北陸電力でした。チーム名の「ブルーサンダー」は、青い稲妻を意味しており、強さやスピードを象徴しています。チームのキャラクターネームはカルボ君で、スローガンは「不撓不屈」。チームカラーは青で、主に北陸電力福井体育館フレアが主試合会場として利用されていました。

チームの成り立ち

北陸電力ブルーサンダーは、1990年に創設されました。1992年からは日本ハンドボールリーグの2部に参戦し、1996年には見事に12勝2敗という成績で優勝し、1部リーグへと昇格することに成功しました。しかし、1997年には14敗を喫し、最下位に沈むという厳しいシーズンを迎え、1年で再び2部に降格してしまいました。

その後、2000年には2部リーグで再び優勝し、1部に復帰しました。2001年には再び最下位になり、またもや入れ替え戦で敗れるという結果になりましたが、2002年からは4年連続で2部リーグを制覇し、2006年には1部へ復帰しました。

良き日々と試練の歳月

北陸電力ブルーサンダーは、2006年に1部昇格後、初勝利を挙げましたが、その後の2009年から2011年には3年連続で最下位を記録します。2012年には8位に食い込みましたが、2013年から再び4年連続で最下位に。特に2017-18年シーズンには銘苅淳選手が加入し、リーグでの79連敗をストップさせたものの、結果としては5年連続の最下位となりました。

新たなステージへの移行

日本ハンドボールのプロリーグが発足する際、北陸電力ブルーサンダーとしては2023年3月をもって活動を終了し、新チームを結成することが決定されました。この新チームの名は「福井永平寺ブルーサンダー」となり、2022年10月21日には2024年のプロリーグ参入が内定しました。北陸電力ブルーサンダーは2023年3月4日に解散式を行い、正式にその歴史に幕を閉じました。

チームの足跡

北陸電力ブルーサンダーの日々は、喜怒哀楽に満ちたものでした。数々の試合で培った経験やファンからの支持は、今でも福井のハンドボール界に影響を与え続けています。彼らの歩んだ道は、国内でのハンドボールの発展に寄与した一つの大きな足跡として歴史に刻まれることでしょう。

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