十二戦支 爆烈エトレンジャー

十二戦支 爆烈エトレンジャー

『十二戦支 爆烈エトレンジャー』は1995年4月から1996年1月にかけてNHK衛星第2テレビジョンで放送された池田仁男によるアニメーションです。全39話から成り、多様な動物の精霊たちが織り成す幻想的な物語を描いています。

あらすじ

物語の舞台は、平和に生きる動物の精霊たちが集う異次元の国ムーゲンです。この国は、人間が作った物語の世界「ノベルワールド」を支える果てしないノベルポールによって存在しています。しかし、邪霊王ニャンマーの手下である邪霊モンスターたちがノベルワールドを侵略し、破壊を企みます。これを阻止するため、ムーゲンの守護神「エトレンジャー」がオーラ姫により呼び出されます。

エトレンジャーは、「キリンダー」という時空間転移マシーンに乗り込み、ノベルワールドに送り込まれます。彼らは邪霊モンスターを見つけ出し、浄化しなければなりません。制限時間は2日。果たしてエトレンジャーはニャンマーの陰謀を阻止し、ムーゲンとノベルワールドを救うことができるのでしょうか。

登場キャラクター

作品には、様々な精霊たちが登場し、それぞれがユニークな特性を持っています。彼らは十二支に基づいてデザインされ、性格や能力もバラバラです。以下は主要なキャラクターの紹介です。

エトレンジャー

1. バク丸（ネズミの精霊）: ムーゲンのリーダー的存在。短気で無鉄砲だが、正義感が強い。食べ物に目がなく時折目的を見失うことも。
2. ホルス（ウシの精霊）: のんびり屋だが、力持ち。赤いものを見ると変身し、大牛の姿に。
3. ガオウ（トラの精霊）: タフな兄貴分で、サングラスをかけると大トラに変身することができる。
4. クリーム（ウサギの精霊）: 明るくておてんばで、バク丸に好意を持つ。変身能力を持つ。
5. ドラゴ（ドラゴンの精霊）: 戦闘力が高く、冷静な性格。仲間を守ることが役目。
6. ニョロリ（ヘビの精霊）: 知識豊富で参謀的存在。戦闘には向かないが、発明をすることが得意。
7. パカラッチ（ウマの精霊）: 誰に対しても前向き。足が速く、情熱家だが失恋に泣くことも。
8. スフレ（ヒツジの精霊）: 度々天然ボケなところがあり、物語のヒロイン的存在。
9. モンク（サルの精霊）: いたずら好きで小柄な体格だが、戦闘にも励む。
10. タルト（ニワトリの精霊）: 男勝りの姉御肌で、強烈なパンチ力を持つ。
11. ポチ郎（イヌの精霊）: 侍気質で、戦闘能力が高く、甘いもの好き。
12. ウリィ（イノシシの精霊）: 最年少だが、勇気を見せる。大食いで、泣くと強力なビームを放つ。

オーラ姫とキリンダー

• - オーラ姫: ムーゲンの統治者で、エトレンジャーを選出する役目を担っている。
• - キリンダー: エトレンジャーたちをノベルワールドに送り届ける伝説の時空間転移マシーン。

ゼロからの開始

物語は、敵である邪霊王ニャンマーの正体や彼の企みが明らかになる過程を通じて、仲間愛や友情、信頼の大切さを描いています。エトレンジャーたちは、意見をぶつけ合いながらも、共に戦い成長していく姿が印象的で、視聴者に感情移入させる要素を備えています。

まとめ

『十二戦支 爆烈エトレンジャー』は、ユーモアとアクションを交えた、心温まる物語が魅力の作品です。各キャラクターの個性やその成長、友情の力に焦点が当てられ、視聴者に共感を呼び起こします。アニメーションとしての豪華な演出やストーリー展開は、見る者を惹きつけてやまない作品です。

もう一度検索