十二日まち

十二月まち - さいたま市浦和区の冬の風物詩

埼玉県さいたま市浦和区の調神社周辺で毎年12月12日夜まで開催される「十二月まち」は、明治時代から続く歴史ある大歳の市です。調神社境内と、その周辺の道路沿いに約1000もの露店が立ち並び、毎年15万人もの人々が訪れる、さいたま市の冬の風物詩となっています。

賑わいを見せる境内と活気あふれる露店街

イベントは午前11時に始まり、夜9時半まで続きます。交通規制は夜10時まで実施されますが、路線バスの運行には影響ありません。特に調神社境内では、「かっこめ市」と呼ばれる熊手市が開かれ、縁起物を求める多くの参拝客で大変な賑わいを見せます。境内だけでなく、埼玉県道213号曲本さいたま線（旧中山道）沿いや、岸町公民館前交差点から浦和駅西口交差点にかけてのエリアにも露店が軒を連ね、多様な商品が販売されます。来場者は、伝統的な工芸品から最新の流行アイテムまで、様々な買い物を楽しむことができます。

新年の祈願と浦和レッドダイヤモンズの必勝祈願

十二月まちの賑わいは、正月へと続きます。1月1日からの三が日には、県内外から多くの初詣客が調神社に参拝に訪れます。参拝を待つ行列は、旧中山道まで伸びるほどです。また、地元を代表するサッカーチーム、浦和レッドダイヤモンズの監督や選手たちも毎年調神社を訪れ、新シーズンの必勝祈願を行っています。チームの活躍を祈念する多くのファンも訪れ、独特の活気に包まれます。

アクセスと注意点

調神社へのアクセスは、JR浦和駅西口から徒歩約10分と便利です。自転車を利用する場合は、岸町公民館周辺や調公園東側に設置された駐輪場を利用できます。ただし、自動車用の駐車場はございませんので、公共交通機関のご利用をおすすめします。お車でお越しの際は、近隣の有料駐車場をご利用ください。

2020年の開催状況

2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年通りの開催は叶いませんでした。路上への露店出店は中止となり、調神社境内のみでの開催となりました。感染症対策を徹底した上で、規模を縮小しての開催となりました。

十二月まちの魅力

十二月まちの魅力は、単なるお祭りや市ではなく、地域住民の繋がりや伝統文化が息づく場であることです。熊手を求める人々、初詣に訪れる人々、そして地元のチームを応援する人々など、様々な人々が集まり、活気と温かさで溢れるイベントとなっています。また、歴史を感じさせる旧中山道の風情と、現代の賑わいが調和した独特の雰囲気も、このイベントを特別な体験にしています。

関連イベント

さいたま市浦和区では、十二月まち以外にも多くのイベントが開催されています。例えば、春には華やかな浦和まつり、夏には地元の名物料理「うなぎ」を味わえる浦和うなぎまつりなど、一年を通して様々な魅力が溢れています。

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