千代丸亮彦

千代丸亮彦（ちよまる あきひこ）

福岡県北九州市出身の元プロ野球選手。内野手として活躍し、1996年から1997年までは千代丸祥士（ちよまる しょうし）の登録名でプレーした。

プロ入り前

常磐高校時代、1年秋には九州大会で先発を務めるも敗退。3年春には北部県大会で優勝し九州大会に進出するが、初戦で延長10回サヨナラ負けを喫した。また、高校NHK杯ではノーヒットノーランを達成。夏の県大会では準々決勝で、二死満塁の場面で登板し、初球が暴投となりサヨナラ負けを経験した。

プロ入り後

1988年のドラフト会議で広島東洋カープから6位指名を受けて入団。同期には江藤智がいる。

入団当初は投手だったが、春季キャンプで打撃の才能を見出され、打者へと転向。

1991年に一軍初出場を果たし、1993年にはウエスタンリーグで13本塁打を放ち本塁打王を獲得する。しかし、一軍では安打を記録することができなかった。

1994年に三村敏之が監督に就任すると、俊足・強肩の選手が重宝されるようになり、走力と肩力に課題があった千代丸は出場機会に恵まれなかった。打撃の確実性を求めて変化球打ちに取り組んだ結果、速球にも対応できなくなったという。

1995年シーズン途中からシーズン終了までは、技術交流契約を結んでいた台湾プロ野球の時報イーグルスに派遣されたが、12試合に出場し、19打数4安打、打率.211に終わった。

1996年に広島に復帰するも、一軍での安打は記録できず、1997年限りで現役を引退。戦力外通告後、4球団のテストを受けたが、ヤクルトスワローズの野村克也監督から不合格を宣告され、引退を決意した。

引退後

引退後は、地元福岡を本拠地とする社会人野球チーム、沖データコンピュータ教育学院でコーチを務めた。2021年12月時点では、福岡県北九州市小倉南区に在住し、会社員として生活している。

詳細情報

年度別打撃成績

NPBでの一軍出場は通算15試合。

記録

初出場：1991年5月20日、対読売ジャイアンツ戦（東京ドーム）
初打席：同上
初先発出場：1995年9月21日、対ヤクルトスワローズ戦（明治神宮野球場）

背番号

54 （1989年 - 1996年）
35 （1997年）

登録名

千代丸 亮彦（1989年 - 1995年）
千代丸 祥士（1996年 - 1997年）

関連項目

福岡県出身の人物一覧
広島東洋カープの選手一覧

外部リンク

個人年度別成績 千代丸 祥士 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、CPBL

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