千葉市立磯辺第一中学校

千葉市立磯辺第一中学校について

千葉市立磯辺第一中学校（ちばしりつ いそべだいいちちゅうがっこう）は、1980年に千葉市美浜区磯辺に設立された公立中学校で、通称は磯辺一中（いそべいっちゅう）または磯一（いそいち）です。この学校は、2013年に磯辺第一中学校と磯辺第二中学校が統合され、千葉市立磯辺中学校が新たに設立されたことに伴い閉校しました。

概要

千葉市の44番目の中学校として誕生し、設立当初は4つの1年生クラスがありました。学校の学区は美浜区磯辺の指定された地域で、検見川の浜からは徒歩約10分と、潮風が心地よい立地条件を持っています。生徒数の減少により、統合の決定が下され、昔の校舎の利用が新設校の一部として計画されました。

アクセス

アクセスはさまざまで、JR京葉線の検見川浜駅からは徒歩10分、または千葉海浜交通バスを利用する方法があります。総武線を利用する場合も終点からのバスが便利です。そのほか、磯辺地域を巡回するバス「いそまる君」も利用可能です。

校則と特色

磯辺第一中学校には、学校生活を円滑にするための校則がなく、代わりに5つの基本的な約束が設けられたのが特徴です。これには名札の着用、挨拶の実施、公明正大な態度、礼儀を重んじる姿勢、時間を守ることが含まれています。従って、生徒たちは自発的に行動し、責任感を持つよう奨励されています。

施設の紹介

校舎は3つの棟に分かれており、それぞれ異なる機能を担っています。A棟は普通教室が中心で、保健室や給食室も備わっています。B棟では職員室やさまざまな教室が整備され、C棟は特別教室が集まっています。また、体育館やプール、テニスコートなど、運動施設も充実しています。

服装規定

中学校では、制服は「標準服」として認識されており、男女ともにブレザーを着用することが求められています。しかし、普段はジャージを着る機会が多く、標準服は特別な日や行事に限られ使用されていました。2012年度にはジャージのデザインが一新され、今後は制服も変更予定とされています。

主な行事

磯辺第一中学校では、体育祭や潮風祭、海岸清掃などの行事が行われていました。体育祭は毎年5月に開催され、潮風祭は合唱コンクールとして知られていました。海岸清掃は他校と共に実施し、地域貢献の一環としても重要視されていました。過去には文化祭も開催されていましたが、様々な理由から廃止されました。

部活動と卒業生

部活動も活発で、ヨット部や野球部、様々なスポーツチームが存在していました。著名な卒業生にはSMAPの元メンバーやオリンピック選手、映画監督など、多才な人物が名を連ねています。

千葉市立磯辺第一中学校は、その歴史や教育方針、地域とのつながりを大切にしてきた学校でした。潮風の影響で校舎が劣化しやすい一方で、温かいコミュニティの一部として愛されていました。

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