千葉運輸支局

千葉運輸支局の概要

千葉運輸支局は、国土交通省関東運輸局管内にある運輸支局の一つです。千葉県における陸運行政の中核機関として、自動車登録、運転免許、その他運輸に関する様々な業務を担っています。本庁舎に加え、県内に4つの自動車検査登録事務所を配置することで、広範囲かつ効率的な行政サービスの提供を実現しています。

管轄区域と業務内容

千葉運輸支局は、本庁舎と4つの自動車検査登録事務所から構成され、それぞれの管轄区域は下記の通りです。

1. 本庁舎（千葉市美浜区）

陸運部門: 千葉県中部・東部地域（千葉市、佐倉市、四街道市など広範囲）を管轄。交付されるナンバープレートは「千葉」ナンバーと「成田」ナンバー（成田市、富里市など限定地域）です。「成田」ナンバーは2006年10月より導入されたご当地ナンバーです。
海事部門: 千葉県東部の一部地域を除く全域を管轄。

2. 習志野自動車検査登録事務所（船橋市）

陸運部門: 千葉県西部地域（市川市、浦安市、船橋市など）を管轄。交付されるナンバープレートは「習志野」ナンバー、「船橋」ナンバー（ご当地ナンバー、2020年5月導入）、「市川」ナンバー（ご当地ナンバー、2020年5月導入）です。事務所所在地は船橋市ですが、「習志野」という名称は、旧陸軍習志野練兵場に由来しています。

3. 袖ヶ浦自動車検査登録事務所（袖ヶ浦市）

陸運部門: 千葉県南部地域（市原市、袖ヶ浦市、木更津市など）を管轄。交付されるナンバープレートは「袖ヶ浦」ナンバーと「市原」ナンバー（ご当地ナンバー、2020年5月導入）です。「袖ヶ浦」ナンバーは、1982年の開設当時、所在地が君津郡袖ヶ浦町であったことに由来し、日本で初めて町名を冠したナンバープレートとなりました。

4. 野田自動車検査登録事務所（野田市）

陸運部門: 千葉県北西部地域（野田市、流山市、柏市など）を管轄。交付されるナンバープレートは「野田」ナンバー、「柏」ナンバー（ご当地ナンバー、2006年10月導入）、「松戸」ナンバー（ご当地ナンバー、2020年5月導入）です。野田市の誘致により開設されましたが、「柏」ナンバーは柏市・我孫子市を対象に交付されています。

各事務所の沿革

各自動車検査登録事務所は、千葉運輸支局本庁舎の業務を効率化し、地域住民への利便性を高める目的で順次開設されました。

習志野自動車検査登録事務所: 1968年4月16日開設。
袖ヶ浦自動車検査登録事務所: 1982年12月20日開設。
野田自動車検査登録事務所: 1997年10月20日開設。

ご当地ナンバープレート

千葉運輸支局では、地域に愛着のあるナンバープレートを選べるよう、「ご当地ナンバー」制度にも対応しています。上記の通り、成田、船橋、市川、市原、柏、松戸の各ナンバープレートが導入されています。

まとめ

千葉運輸支局は、本庁舎と4つの自動車検査登録事務所により、千葉県全域を網羅した陸運行政サービスを提供しています。各事務所の管轄区域や業務内容、ご当地ナンバー制度など、地域住民にとって身近な存在として重要な役割を果たしています。

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