午前3時の無法地帯

『午前3時の無法地帯』

『午前3時の無法地帯』は、日本の漫画家ねむようこによる少女漫画作品で、元々は祥伝社の『FEEL YOUNG』に連載されていました。また、この作品はその後ドラマ化もされるなど、多くの人々に親しまれています。

あらすじ

主人公の七瀬ももこは、デザイン系の専門学校を卒業後、イラストレーターを目指しパチンコ専門のデザイン事務所『P-DESIGN(株)』に就職します。しかし、職場は想像以上に過酷で、午前3時を過ぎても仕事が終わらない状態が続きます。周囲の同期が次々と辞めていく中で、ももこは恋人のたもつにも浮気の疑惑が浮上し、退職を真剣に考えるようになります。しかし、彼女が手がけたPOPが評価されることで、少しずつ満足感を覚え始めます。

ある日、ももこはたもつの浮気現場に遭遇します。その件もあり、再び退職を決意し、職場に戻って退職届を準備します。しかし、あるとき、同じ階で働く多賀谷と出会い、共に昼食を取ることから距離を縮めていきます。ももこは次第に職場のやりがいを見出し、退職届を放棄し、この場所で頑張る決意をします。仕事に恋に奮闘する彼女の姿が描かれています。

登場人物

• - 七瀬 ももこ: 物語の主人公。ショートボブの女性で、同僚からは「ももちゃん」と親しまれています。イラストレーターを志し不本意ながらパチンコ専門の職場に勤務し、試練を乗り越え成長を遂げる。
• - 多賀谷 まさし: ももこと同じ階で勤務する男性。良くハンチング帽を被り、偶然知り合ったももこと親しくなるが、実は既婚者。
• - 堂本: 『P-DESIGN』の男性社員で、時に厳しい面を見せる一方で同僚達とふざけることも多い。
• - 瀧: ももこの先輩で、独特のストレス発散法を持つキャラクター。
• - 真野: 経理担当の優しい先輩で、新人のももこをサポート。
• - 輪嶋: 営業担当で高圧的な態度が目立つ存在。

書誌情報

この作品は、シリーズ全3巻が2008年から2009年にかけて発刊されました。以降、ムービーコミックとしても楽しむことができ、2013年には実写ドラマが全12話で配信されました。特にドラマ版はキャストも豪華で、主人公のももこ役には本田翼、その他のキャストも多彩で、視聴者から高い評価を受けています。

まとめ

『午前3時の無法地帯』は、若者が職場での苦悩と成長、恋愛模様を描いた魅力的な作品です。そのストーリーは多くの読者や視聴者に感動を与え、漫画とドラマの両方で楽しむことができます。

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