南亜

南亜（ナンヤー）について

南亜（ナンヤー、中国語発音：ナンヤー）は、台湾を代表する企業グループであり、台湾プラスチックグループ（台塑集團、Formosa Plastics Group、FPG）の中核企業です。本社は台北市松山区に位置しています。

概要

南亜グループの中核をなすのは、プラスチックメーカーである南亜プラスチック（南亞塑膠工業股份有限公司、Nan Ya Plastics Corporation、NPC）です。1958年に「南亞塑膠加工廠股份有限公司（南亞プラスチック加工場株式会社）」として高雄で設立されました。その後、グループ内の「新東塑膠製品廠股份有限公司（新東プラスチック製品場株式会社）」との合併を経て現在の社名に変更されました。

国際的には、1995年に沖電気との合弁事業として設立されたDRAMメーカー、南亜科技（ナンヤ・テクノロジー、南亞科技股份有限公司、Nanya Technology Corporation、NTC）が広く知られています。この南亜科技は、世界的な半導体メーカーとして、DRAM市場で重要な役割を果たしています。

なお、同じ台湾にある南亜技術学院とは、グループとしての関連性はありません。

主な事業内容

南亜グループは、以下の主要な事業を展開しています。

南亜プラスチック (Nan Ya Plastics Corporation, NPC): プラスチック製品の製造。

南亜科技 (Nanya Technology Corporation, NTC): DRAM（半導体メモリ）の製造。

南亜電路板 (Nan Ya Printed Circuit Board Corporation, NYPBC): プリント基板の製造。

南亜光電 (Nan Ya Photonics Inc., NPI): LED（発光ダイオード）製品の製造。

これらの事業を通じて、南亜グループは台湾経済において重要な役割を果たしており、その技術力と生産能力は国際的にも高く評価されています。

その他の関連企業

日本ナンヤ・テクノロジー: 日本国内での事業展開を担う。

外部リンク

南亜プラスチック
* 南亜科技


南亜グループは、台湾の経済発展に大きく貢献しており、今後もその動向が注目されます。

もう一度検索