南区 (大邱広域市)

大邱広域市南区は、大韓民国の大邱広域市を構成する8つの区の一つで、都市の南部に位置しています。行政区域としての歴史は1963年1月1日に始まり、当初は慶尚北道大邱市の一部地域（南山洞、大鳳洞、鳳徳洞、大明洞）を統合して南区が設置されました。その後、行政区域の再編を何度か経験し、1980年には南山洞と大鳳洞、大明洞の一部が中区に編入され、1981年には慶尚北道達城郡月背邑が編入されました。1987年には西区本里洞の一部を編入しましたが、1988年には月城洞、大泉洞、月岩洞、上仁洞、桃源洞、辰泉洞、大谷洞、流川洞、松峴洞、本洞が達西区として分離し、現在の区の形が定まりました。

行政区域は、13の行政洞と3つの法定洞で構成されています。警察行政は、大邱南部警察署が担当しています。

南区には多くの観光スポットが存在します。代表的なものとして、梨泉洞古美術通り、孤山コル彫刻公園、大明公演文化通り、聖堂池停留所広場、アプ山交差点休憩所、三角地交差点テーマ公園、アプ山孤山コル恐竜化石跡、アプ山洗濯場址公園などがあります。

交通インフラとしては、大邱都市鉄道が区内を走っており、大邱都市鉄道1号線と3号線が利用可能です。1号線は聖堂池駅、大明駅、アンジラン駅、顕忠路駅、嶺大病院駅、教大駅、明徳駅が区内に位置しています。3号線は明徳駅、コンドゥルバウィ駅、大鳳橋駅が利用可能です。なお、明徳駅は中区との境界に位置するため、所在地としては中区にありますが、南区からのアクセスも便利です。

南区は、歴史と文化が豊かで、市民の生活を支える重要な地域として発展を続けています。多くの観光スポットは地域住民の憩いの場であるとともに、市外からの観光客も多く訪れる場所となっています。

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