南種子町コミュニティバス

南種子町コミュニティバス

南種子町コミュニティバスは、鹿児島県南種子町で運行されているコミュニティバスです。町民の日常生活を支える公共交通機関として、2010年4月から運行を開始しました。運行は種子島・屋久島交通に委託されています。

概要

南種子町では、2004年から大和バスが路線バスを運行していましたが、町民の通院、買い物、温泉施設利用などの生活に必要な移動手段の確保と、南種子高校が中種子町にある種子島中央高校に統合されたことに伴う高校生の通学手段の確保のため、コミュニティバスの運行が開始されました。専門家を交えた「南種子町地域公共交通活性化再生協議会」での協議を経て、運行ルートやダイヤが決定されました。

路線

コミュニティバスには、町内を巡回する4つの町内路線と、種子島中央高校への通学を目的としたスクールバス路線1つがあります。

町内路線

平山線: 浜田入口を起点とし、平山小前、新上里、上里、公立病院前、Aコープ前、上野公民館前、役場、本町を経由して河内温泉が終点です。
茎永線: Aコープ前を起点とし、上野公民館前、役場、本町、茎永、宇宙センター、西之本村、田代入口を経由し、役場、上野公民館前、Aコープ前、公立病院前を経由して河内温泉が終点です。
西之線: 役場を起点とし、西之、崎原、門倉岬、崎原、大川を経由し、役場、本町、公立病院前を経由して河内温泉が終点です。復路は河内温泉を起点とし、公立病院前、本町、役場、西之、崎原、門倉岬、崎原、大川が終点です。
島間線: 牛野を起点とし、島間、島間小学校前、向方、小平山、長谷、公立病院前、Aコープ前、上野公民館前、役場、本町を経由して河内温泉が終点です。

町内路線は、平日のみ各路線1往復2便、計8便が運行しています。土日は運休です。

スクールバス路線

中央高校線: 旧南種子高校前を起点とし、本町、公立種子島病院、長谷を経由して種子島中央高校が終点です。

中央高校線は、平日3往復6便、土日2往復4便が運行しています。

料金

町内路線

町内路線の運賃は、全区間一律片道100円です。

以下の条件に当てはまる方は、事前に役場に申請することで無料券が発行されます。無料券の有効期間は3年間で、更新が必要です。

70歳以上の高齢者
生活保護受給者
身体障害者
知的障害者
精神障害者回復者

幼児・未就学児は、保護者同乗であれば無料です。

満65歳以上で運転免許証を自主返納した方は、証明書の提示で無料となります。

中央高校線

中央高校線は在校生専用で、原則として通年での継続利用が求められます(4月～6月は変更可能)。運賃は月額2,600円ですが、利用者数に応じて変動することがあります。

車両

コミュニティバスは2台の車両で運行されており、役場隣の上中車庫に配備されています。2台とも同一車種で、いすゞエルガミオPDG-LR234J29のワンステップカーが使用されています。

利用状況

2016年時点では、スクールバスとしての運行をメインとし、空き時間を利用してコミュニティバスとして運行する形態がとられています。町議会では路線拡充や便数増加の検討もされましたが、バス増車による費用負担が大きいとして実現には至っていません。町では小型バスを利用したコミュニティバスやオンデマンドバスの導入を検討しています。スクールバスとしての中央高校線には、南種子町から平成28年度で443万円の助成金が支給されています。

関連項目

南種子町
種子島中央高校
日本のコミュニティバス一覧

外部リンク

南種子町ウェブサイト コミュニティバスのURL'>南種子町ウェブサイト コミュニティバス

もう一度検索