南長野運動公園総合球技場

南長野運動公園総合球技場

南長野運動公園総合球技場は、長野県長野市にある専用のスポーツスタジアムで、サッカーやラグビーの試合を主に行っています。このスタジアムは、長野市が所有しており、南長野スポーツマネージメント共同事業体が管理・運営を担当しています。

概要と歴史

この球技場は、長野冬季オリンピックが開催された1998年に改修が進められた南長野運動公園の一部として建設され、2002年に完成しました。最初は、148m×74mの天然芝グラウンド1面、そして4基の照明設備が設置されていましたが、大型映像装置は当初はありませんでした。当スタジアムは、当初はAC長野パルセイロやAC長野パルセイロ・レディース（パルセイロL）のホームとなり、様々な公式戦がここで行われていました。

改築と新しいスタジアム

2015年に、大規模な改築工事が行われました。これは、AC長野パルセイロがJ1参入を目指す中で実施されたもので、スタジアムの収容人数も当初の6,000人から15,000人へと増加しました。改築工事は2013年8月の既存施設の解体から始まり、2015年3月に新しいスタンドが完成しました。新たに設計されたスタンドは「U」字型となり、古代オリンピックのコロシアムを意識したデザインとなっています。

指定管理者は2016年に変更され、愛称も同年11月に「長野Uスタジアム」と決定しました。これは市民からの応募によって決定されたもので、以降パルセイロのホームゲームでこの名称が使用されるようになりました。

改築の詳細

改築が進められた背景には、パルセイロがJリーグ準加盟申請を行ったことがありました。そこで、長野市はスタジアムの改修が可能であるとの認識を示しました。最初の計画は、60億円ほどでしたが、後に80億円に膨らむこととなりました。これは、収容人数の増加やスタジアムの屋根設置、駐車場の整備などが含まれた結果です。

2014年の2月には長野県からの補助金についても言及され、様々な方法で資金を調達する方針が示されました。また、当初は立見席とされていたサイドスタンドは、最終的にはすべて椅子席になることが決まりました。これは国際大会の招致やなでしこジャパンの試合開催のために必要とされるためでした。

主要イベントとアクセス

改築後、この球技場では多くのイベントが開催されています。AC長野パルセイロの試合や、全国大会、国際試合も実施されています。特に、女子サッカー日本代表の強化試合がいくつか行われており、その中には国際親善試合も含まれています。

アクセスについては、JR信越本線の篠ノ井駅からコミュニティバスを利用することができます。また、試合開催時にはシャトルバスも運行されており、観客の利便性が向上しています。

長野市の象徴的なスポーツ施設として、今後も地域の活性化に貢献し続けることでしょう。

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