卯木浩二

卯木浩二（うのき こうじ）

卯木浩二は1957年10月31日生まれで、岡山県出身の元スタントマン・俳優です。身長は167cmで、現在は内装業に従事しています。

来歴・人物

卯木浩二は中学校時代の同級生である森末慎二とともに過ごし、吉田拓郎の音楽に影響を受けて彼は中学からドラムを始めました。高校卒業後は岡山で働いていましたが、3年後にその職を辞め、上京してジャパンアクションクラブ（JAC）のオーディションを受けました。見事合格し、彼はJACの一員として数々のアクションシーンで活躍しました。

彼は『影の軍団』やスーパー戦隊シリーズに出演し、特に『大戦隊ゴーグルファイブ』では伊藤久二康の怪我によって代役を務めました。この作品において、ゴーグルイエローのスーツアクターを担当しました。さらに、彼は『科学戦隊ダイナマン』においては春田純一とともに変身前と変身後の両方を演じ、1983年から1984年にかけてレギュラーとして活動しました。

1989年には『将軍家光の乱心 激突』において長門裕之のスタントを手掛けたり、千葉真一の指導の下で危険なアクションにも挑戦しました。2016年以降は朗読劇団「桃色旋風」のメンバーとして、月に一度の公演を行っていましたが、2020年2月に劇団は解散しました。趣味は映画鑑賞で、特技には体操や乗馬が含まれます。

エピソード

卯木はアクション監督から厳しい指導を受けており、そのストイックな姿勢が評価されています。特に、金田治からは『仮面ライダーBLACK』にゲスト出演した際に、身体を張った立ち回りを指導され、痛みを伴いながら演技したエピソードが印象的です。しかし、その苦労の結果、放送ではそのシーンが削られたことから、彼は大きな失望を感じることになりました。

主な出演作品

テレビドラマ

• - スーパー戦隊シリーズ（テレビ朝日）

- 太陽戦隊サンバルカン（1981年 - 1982年）
- 大戦隊ゴーグルファイブ（1982年）
- 科学戦隊ダイナマン（1983年 - 1984年） - 島洋介 / ダイナブルー

• - 仮面ライダーBLACK（1988年、MBS） - 謎の男
• - 水戸黄門（1989年、TBS）

映画

• - 吼えろ鉄拳（1981年、東映） - 楊の配下
• - 科学戦隊ダイナマン（1983年、東映） - 島洋介 / ダイナブルー
• - 将軍家光の乱心 激突（1989年、東映） - 多賀谷六兵衛 (スタント)

舞台

• - スタントマン物語（1981年、JAC公演）
• - 俺っちのアウトロー（1992年、Black JAC公演）

参考文献

• - 安藤幹夫 編『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全 東映スーパー戦隊大全2』(2004年)

卯木浩二は多くのアクション作品での活躍を経て、さまざまな分野で才能を発揮しているといえます。

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