印西地区消防組合

印西地区消防組合について

印西地区消防組合（いんざいちくしょうぼうくみあい）は、千葉県の白井市と印西市（旧印旛村及び本埜村地区を含む）によって設立された消防組合です。この組織は、地域住民の安全を守るために、効率的な消防活動を展開しています。管轄区域には、前述の2市が含まれ、消防本部は印西市牧の原二丁目に構えています。

概要

印西地区消防組合は、職員数277人を擁し、広さ159.21平方キロメートルの管轄エリアをカバーしています。消防署は7カ所配置されており、主力機械は次の通りです：普通消防ポンプ自動車4台、水槽付消防ポンプ自動車6台、小型動力ポンプ付き水槽車1台、はしご付消防自動車2台、化学消防自動車2台、救急自動車8台（非常用1台を含む）、指揮車7台、指揮統制車1台、救助工作車1台、敷材搬送車1台、支援車1台、その他の機材5台があります（出典：平成31年版年報119）。

沿革

印西地区消防組合の設立は1971年4月1日で、印西町、白井町、印旛村及び本埜村の2町2村が共同で組織する許可を千葉県知事から得ました。その年の4月には印西町に消防本部及び消防署が開設され、1973年には白井出張所、印旛出張所、本埜出張所が開設されていきました。

1977年には印旛出張所の新庁舎が完成し、1979年3月31日には白井出張所の新庁舎も完成しました。1983年には白井出張所が白井消防署に昇格し、正式に2つの消防署体制が整いました。1984年には印西消防署ニュータウン出張所が設立され、1991年には印旛出張所が印旛消防署に昇格し、3署体制となりました。

その後も着実に規模を拡大し、1993年には西白井消防署が開設され、印西消防署ニュータウン分署が印西西消防署に昇格し、5署体制となりました。特筆すべきは、1996年に白井消防署に初の高規格救急車が導入されたことです。

新たな市制施行として、印西町と白井町がそれぞれ市になったのは2001年4月1日のことです。その後、2010年には印旛村と本埜村が印西市に統合されました。2013年10月1日には組織が改正され、牧の原分署と本埜分署がそれぞれ消防署に昇格し、7署体制が確立されました。2018年には救助隊が印西西消防署から印旛消防署に配置替えされました。

組織構成

印西地区消防組合は、管理者1名、副管理者3名、会計管理者1名から成る構造を持っています。管理者は、関係する市村の長から選任され、副管理者は管理者以外の市村長から選出される仕組みです。会計管理者は管理者が所属する市村の会計担当者が就任します。

消防本部は、総務課（庶務係、人事係、財務係）、予防課（指導調査係、建築設備係、危険物係）、警防課（警防係、救急救助係）、通信指令室（指令係）などの各部門に分かれています。各消防署にも同様に、総務係、予防係、警防係などの専門チームが配置されています。

参考情報

この消防組合に関する詳しい情報は、千葉ニュータウンや関連文献（平成25年版年報119、平成31年版年報119）を参照してください。また、公式ウェブサイトからも最新情報が得られます。

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