印西市立本埜第一小学校

印西市立本埜第一小学校について

印西市立本埜第一小学校は、千葉県印西市中根に位置する公立の小学校でした。東京からは約40km、県都の千葉市からは約30kmほど離れた、のどかな田園地帯にありました。学区は広く、主に丘陵地帯と谷津地帯に古くから住む地域住民が子どもを育てていました。児童は徒歩またはスクールバスで通学し、自然に囲まれた環境の中で勉強していました。

歴史的沿革

この学校の歴史は1873年（明治6年）にさかのぼります。当初、中根、笠神、滝、龍腹寺にそれぞれ小学校が設立されました。その後、1888年6月24日に現在の場所に校舎が建設され、これらの三つの学校が統合されて「中根尋常小学校」と名付けられました。さらに、1889年4月1日には本郷村が設立されたことに伴い、「本郷尋常小学校」と改称されます。

1895年4月1日には「本郷尋常高等小学校」と名前が変わり、その後も地域の変遷とともに数度の名称変更を行いました。1913年4月1日には本郷村が埜原村と合併し、本埜村が誕生したことを受けて「本埜尋常高等小学校」となります。1941年には、「本埜第一国民学校」と名を変え、戦後の1947年には「本埜村立本埜第一小学校」と変更されました。

2010年3月23日になると、本埜村が印旛村と共に印西市に編入されたため、正式に「印西市立本埜第一小学校」という名称になりました。しかし、学校の歴史は2019年3月31日で終わりを迎えました。この日、本埜第一小学校は本埜第二小学校と統合され、「本埜小学校」として新たなスタートを切りました。学校の校舎や校庭はそのまま本埜小学校が引き続き使用しています。

学区について

学区は戸崎、辺田前、荒野、角田、竜腹寺、滝、物木、みどり台、笠神等が含まれ、地域の広がりを反映しています。それぞれの地域から様々な生徒が集まり、共同生活を通じて地域のつながりを深めていく大切な場となっていました。

進学先

卒業生は印西市立本埜中学校に進学し、次の学びの場へとつながる教育の一環として機能していました。地域の子供たちにとって大切な教育機関であり、地域の絆を育む役割を果たしていました。

このように、印西市立本埜第一小学校は約140年間の歴史を有し、その時代ごとの変遷の中で地域社会との密接な関係を保ちながら教育を行ってきました。今後も新たにスタートを切った本埜小学校が、地域に根ざした教育を提供し続けていくことを期待しています。

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