原大智 (サッカー選手)

原 大智 (はら たいち)

原大智選手は1999年5月5日、東京都日野市に生まれた日本のプロサッカー選手で、現在はJリーグの京都サンガF.C.に所属しています。ポジションはフォワード（FW）です。

プロ入り前の経歴

原選手は多摩平Jr.SCからFC東京U-15むさしに入団し、若い頃からチームの中心選手として活躍しました。U-15とU-18時代を通じてチームメイトである小林幹選手とともに数々の栄光を手にし、得点王やMVPなどのタイトルを獲得しています。U-15時代は相対的に長身ではなく、速さを武器とした裏への抜け出しが得意なFWでしたが、U-18に上がるにつれて身長が伸び、ポーランド代表のロベルト・レバンドフスキに影響を受けて、より万能なタイプのFWへと進化しました。

U-18の最初の2シーズンは怪我に悩まされ、出場機会は限られました。しかし3年目の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)では、優勝に導き自身も6得点を挙げ、見事得点王に輝くという成果を収めました。2017年、2種登録選手としてJ3リーグに出場し、同年9月にトップチーム昇格が発表されました。

FC東京時代

2018年、原選手はFC東京のトップチームに昇格し、3月7日にはルヴァンカップ第1節でプロデビューを果たしました。2019年シーズンにはJ1の出場機会こそ限られていたものの、FC東京U-23の選手として31試合出場、19ゴールを挙げてJ3得点王の栄誉を得ました。2020年には、サガン鳥栖戦で初ゴールを記録し、その後も成長を続けました。

国外クラブへの移籍

2021年2月、原選手はクロアチアのNKイストラ1961に完全移籍。移籍初戦となるクロアチアカップでは、HNKシベニク戦で初ゴールを記録しました。続いて、2021年6月にはデポルティーボ・アラベスと契約を結び、2021-22シーズンの開幕戦にベンチ入りしましたが出場には至りませんでした。その後、同年8月にシント＝トロイデンVVへの1シーズンローンが決定し、ここでも初先発からゴールを記録するなど、順調に成績を残しました。

2022年にはアラベスに復帰し、再び活躍の場を広げました。2023年7月には京都サンガF.C.への完全移籍が決まり、新たな挑戦を迎えています。

所属クラブ

• - 多摩平Jr.SC
• - FC東京U-15むさし
• - FC東京U-18
• - FC東京
• - NKイストラ1961
• - デポルティーボ・アラベス
• - シント＝トロイデンVV (期限付き移籍)
• - 京都サンガF.C.

主な成績とタイトル

クラブタイトル

• - 日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会 (2016年、2017年)
• - Jリーグカップ (2020年)

個人タイトル

• - 日本クラブユースサッカー選手権 (U-18) の得点王 (2017年)
• - J3リーグの得点王 (2019年)

原大智選手は、成長と共に様々な挑戦を乗り越え、多くのタイトルを手にしてきました。彼の今後の活躍が楽しみです。

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