原宿駅前ステージ

原宿駅前STUDIOについて

原宿駅前STUDIO（はらじゅくえきまえスタジオ）は、東京・原宿駅の目の前に位置する多目的イベントスペースです。このスタジオは、ライジングプロダクションによって運営されており、さまざまなイベントが行われていました。

概要

ライジングプロダクションは、2015年3月30日に本社を原宿駅近くのはらじゅくアッシュビルに移転し、劇場の設置を決定しました。これは、同社の社長である平哲夫が発案したもので、彼は「せっかく原宿に来たのだから、こちらから発信できるものを作りたかった」と語っています。新しい劇場はビルの6階に位置し、初代支配人には取締役の田代雅裕が就任しました。

スタジオは2015年8月24日にオープンし、ライジングプロダクションに所属するタレントたちで構成された女性アイドルグループ「原宿駅前パーティーズ」が、夏季休暇中は毎日、9月以降は主に週末に公演を行っていました。オープン当初のこけら落としには、人気タレントの西内まりやがスペシャルゲストとして登場しました。しかし、「原宿駅前パーティーズ」の活動が休止した後は、より多くのイベントスペースとして活用されることが一般的でした。後に、スタジオは施設を改修し、屋上にはミツバチ専業の会社「Beetopia」が設置された巣箱が登場しました。

設備

原宿駅前STUDIOの特筆すべき特徴は、そのステージにあります。ランウェイ形式のステージは、フロアの後方まで広がり、その先端は円形に整えられています。客席は約100席あり、そのうちステージに向かって座る席は約36席で、非常に近い距離感があります。これにより、観客は臨場感あふれるエンターテインメントを楽しむことが可能です。

公演内容

原則として、原宿駅前パーティーズの4つのチーム（ふわふわ、原宿乙女、原駅ステージA、ピンクダイヤモンド）が参加して公演を行いますが、特別な場合には1つのチームだけが出演することもあります。公演は歌だけでなく、メンバーによるファッションショーも含まれていて、同じフロア内で「エリア原宿」でメンバーが着た衣装の購入もできます。

オープン当初は電話予約のみでしたが、人気のためチケット購入方法も変更され、現在は「チケットぴあ」の「原宿駅前ステージ ランウェイ・メンバーズ」サイトからの抽選制になっています。チケットは公演当日、窓口でのくじ引きによって座席が決定される方式です。

ウェブ番組

2016年6月2日には、スタジオ名を冠したインターネットテレビの音楽番組「原宿駅前ステージ」が毎週木曜の18時から配信を開始しました。AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」内で放送され、3つのグループから選ばれた3名のMCと、毎週異なるお笑い芸人が登場し、様々なテーマに基づいた会話や音楽パフォーマンスが展開されました。この番組は大変人気を博し、一部のコーナーはAbemaビデオでアーカイブが配信されましたが、見逃し配信は行われていませんでした。

残念ながら、この番組は2018年3月の最終週で幕を閉じました。

結び

原宿駅前STUDIOは、様々なエンターテインメントを発信する場所として、多くの人々に愛されてきました。当施設はアイドル文化の発信地としての役割を果たし、数多くのファンを魅了してきました。

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