原山市民プール

原山市民プールの概要

原山市民プールは埼玉県さいたま市緑区原山に位置する市営のプールです。この施設は、もともと1969年に開設された「マタイランド」という名称のプールから発展し、現代では市が直接運営を行っています。浦和市営のプールとして始まったこの場所は、多くの市民に利用される鉄板の地元スポットとなっています。

歴史的背景

1978年、大元となる工場が移転したことでプールの存続が危ぶまれましたが、地域の高いプール需要に応えようと市は新たなプール建設の計画を立てました。それまで公立プールである沼影市民プールが多くの人々に支持されていたことも一因で、地域住民から強い要望が寄せられました。最終的に、埼玉住宅公団から用地を取得し、公募を経て1979年7月に新たに生まれた原山市民プールがオープンしました。

プールの施設と特徴

原山市民プールは、敷地面積が約7,917平方メートルというやや小規模な施設ですが、流水プール、25メートルプール、スライダープール、子どもプール、幼児プールなどが整備されています。このため、幅広い年齢層が楽しむことができ、人気があります。また、駐車場はありませんが、300台分の駐輪場が設けられており、自転車でのアクセスが容易です。

アクセスと周辺環境

交通アクセスは、JR浦和駅から出ている国際興業バスで、さいたま市立病院経由南台行きに乗り「浦和パークハイツ」停留所で下車後、徒歩3分と非常に行きやすい条件です。さらに、東浦和駅からもバスが出ており「北原山」停留所が利用可能で、こちらも徒歩7分で到着できます。

地域における役割

プールだけでなく、管理棟には「原山市民の窓口」という窓口が設置されており、地域住民の利便性を考慮した重要な機能を果たしています。加えて、敷地内南側には原山公民館が移転しており、地域活動の場としても利用されています。市は、原山市民プールの今後について、隣接する沼影市民プールの整備後に公園化などの可能性を検討しているとのことです。

まとめ

原山市民プールは、地域のニーズに応える形で生まれた公共施設であり、多くの市民に利用され続けています。アクセスの良さや多彩なプール設備は、夏の憩いの場としてだけでなく、家族でのレジャーや地域活動の場としての役割も果たしています。今後も地域のコミュニティにとって、欠かせない拠り所であり続けることが期待されています。

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