友杉芳正

友杉芳正のプロフィールと業績

友杉芳正（ともすぎ よしまさ、1942年5月11日生まれ）は、日本の著名な会計学者であり、商学の博士号を持つ専門家です。彼は長いキャリアの中で、多くの大学の教授職を歴任し、監査分野においても重要な役割を果たしてきました。

学歴と職歴

友杉は1971年に慶應義塾大学大学院商学研究科の博士後期課程を修了し、満期退学しました。同年、名古屋商科大学で商学部専任講師としてキャリアをスタートさせ、その後、1976年には助教授に昇進しました。その後、1982年には三重大学人文学部の教授に就任し、1992年には三重大学大学院人文社会科学研究科の教授となります。

1993年に慶應義塾大学より商学博士の学位を授与されると、1995年には名古屋大学経済学部の教授として新たなステージに進みます。さらに2000年には名古屋大学大学院経済学研究科の教授に昇格し、2004年からは名古屋大学経済学部の学部長及び経済学研究科の長を務めました。

2006年には名古屋大学を定年退職し、名誉教授の称号を得るとともに、早稲田大学商学学術院の教授、さらに名古屋経済大学大学院会計学研究科の客員教授として活動を続けました。その後も多様な教育機関での教鞭を執り、2010年には公認会計士・監査審査会の会長を務めていました。2013年には東海学園大学の経営学部長に就任し、教育と監査の分野での貢献を続けています。

著作活動

友杉はその専門知識を基に多くの書籍を執筆しています。主な著書には、共著として『スタンダードテキスト 監査論』や『財務情報の信頼性―会計と監査の挑戦』などがあります。また、単著でも『新版 スタンダード監査論』や『内部監査の論理―妥当性監査の視点から』、『中間財務情報論』など様々なテーマで著作を発表しています。特に、『簿記会計論』は、会計学の基礎を学ぶためのスタンダードとして広く使用されています。

まとめ

友杉芳正は会計学の分野で多大な影響を与えている学者であり、多数の教育機関での教授職を通じて、次世代の会計士や監査人を育てるための貢献をしています。また、彼の著作は専門家だけでなく、学生や一般の人々にも非常に有用です。彼の業績は今後も日本の会計学界において重要な位置を占め続けることでしょう。

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