友滝佳子

友滝 佳子（ともたき かこ）は、1995年9月12日に岡山県で生まれた日本の元フィギュアスケート選手です。女子シングル競技を専門とし、ジュニア時代を中心に国内外の大会で活躍しました。岡山理科大学附属高等学校を卒業後、倉敷芸術科学大学へ進学しています。

友滝選手は、自身より2学年上の双子の姉たちもフィギュアスケートに取り組んでおり、姉妹揃ってスケートの道へ進みました。特に2011年度に開催されたインターハイには、友滝選手と双子の姉たち、計3姉妹揃って出場を果たしたことが特筆されます。

競技キャリアにおいて、友滝選手が特に輝きを見せたのはジュニア時代です。2010年のゴールデンスピンではシニアクラスの国際大会ながら2位という好成績を収め、その才能を示しました。国内においては、全日本ジュニア選手権で複数回にわたり準優勝を果たすなど、常にトップグループで活躍しました。

具体的なシーズンの戦績を見ると、2010-2011シーズンには、国内ジュニア最高峰の大会である全日本ジュニア選手権で準優勝という成績を収め、シニアの全日本選手権にも出場し15位となりました。この結果は、彼女のその後のキャリアにおいて重要な一歩となりました。

続く2011-2012シーズンには、ISUジュニアグランプリシリーズ（JGP）のオーストリア杯に出場し7位の成績でした。さらに2012-2013シーズンには、同じくJGPシリーズのレークプラシッド大会に出場し9位となっています。

高校在学中も、国内大会で安定した成績を残しました。2013-2014シーズンには高校総体で7位、国民体育大会の少年女子で6位に入賞しています。これらの活躍が認められ、高校3年次には岡山県トップアスリート賞を受賞するなど、地元岡山県を代表する選手として注目を集めました。

2014-2015シーズンからは倉敷芸術科学大学へ進学。大学所属選手として、中四国九州選手権大会での優勝や、西日本学生氷上競技選手権での4位入賞などの成績を収めました。同シーズンの全日本選手権では24位となり、全日本学生選手権は欠場しています。

しかし、2015-2016シーズン以降は競技会への参加が見られなくなり、選手としての第一線から退いています。

友滝佳子選手は、ジュニア時代に全日本ジュニア選手権での準優勝や国際大会での表彰台経験を持つなど、将来を期待された選手の一人でした。双子の姉たちと共にフィギュアスケートに打ち込んだ経験も、彼女の選手生活を彩る重要な要素でした。競技生活を通じて、多くのファンにその演技を届けました。

もう一度検索