友達がいるのさ

エレファントカシマシの33rdシングル「友達がいるのさ」は、2004年9月1日に東芝EMI/FAITHFUL.からCD+DVDの2枚組で発売されました。アルバム『風』の先行シングルであり、東芝EMI在籍最後のシングルとなります。

宮本浩次が作詞・作曲を手がけたこの楽曲は、「友達がいるのさ」「明日もまた出かけよう」と語りかける内容で、「出かけよう」と繰り返されるフレーズが印象的な歌詞です。当初は宮本が全面的に作曲・編曲を手がけていましたが、久保田光太郎が編曲に加わったことで、楽曲の雰囲気が大きく変化しました。宮本はインタビューなどでこの曲について語る際、「友達がいるのさ」というタイトルではなく、冒頭の歌詞である「東京中の電気を消して…」をタイトル代わりに紹介することがあります。

また、ライブでは演奏される場所によって、歌い出しの歌詞を変えることがあり、大阪の場合は「大阪中の…」、ROCK IN JAPAN FESTIVALの場合は「ひたちなか中の…」といった具合に、その土地に合わせた歌詞で歌われることもあります。

本作に同封されたDVDには、2004年7月3日に日比谷公園大音楽堂で行われたライブから、10年ぶりに近藤等則との競演による「東京の空」が収録されています。このライブ映像は、ファンにとって非常に貴重なものとなっています。

収録曲は以下の通りです。

1. 友達がいるのさ
編曲：久保田光太郎・エレファントカシマシ
2. DJ in my life
編曲表記無し

「友達がいるのさ」は、宮本浩次のメッセージが込められた楽曲であり、エレファントカシマシの音楽性を象徴する作品の一つと言えるでしょう。久保田光太郎のアレンジによって、より深みを増したサウンドも聴きどころです。また、カップリング曲である「DJ in my life」も、彼らの音楽的多様性を示す楽曲として評価されています。

関連人物
久保田光太郎

外部リンク
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