双方向クイズ 天下統一

双方向クイズ 天下統一

『双方向クイズ 天下統一』は、NHKによって制作された参加型クイズ番組で、視聴者と出演者が共に競い合う新しい形式が特徴です。この番組は不定期に放送され、地上波デジタル放送のデータ放送機能を最大限に活用しています。

概要

この番組には8組の出演者が参加し、それぞれ自分の「領地」を持って天下統一を目指します。クイズは全て4択問題で進行し、勝敗は出演者たちの解答だけでなく、視聴者がプロジェクトに登録した「軍勢」（チーム）の正解率によっても決まります。視聴者は自分が応援したい出演者の軍に参加し、生放送を視聴しながらリモコンの4つの色ボタンを使ってクイズに解答します。また、視聴者は放送前にデータ放送サイトで予習クイズを解くことで、本番へのアドバンテージを得ることも可能です。

毎回、約3万人がこの番組に参加し、特に第6回放送には約4万5000人が解答しました。2013年4月からは毎月第1土曜日の深夜に定期放送され、参入した12月以降はハイブリッドキャストにも対応しており、視聴者の参加が更に広がりました。

放送日時

この番組は総合テレビにて放送され、単発放送とレギュラー放送が行われました。単発放送は2011年から2013年にかけてテーマを変えて放送されましたが、レギュラー放送は2013年4月から2014年3月までの間、毎月第1土曜日に放送されました。なお、2013年7月と2014年1月は放送が休止されました。放送の中で、テーマも多岐にわたります。アニメから戦国、さらには動物やテレビゲームまで、視聴者を引きつける様々なジャンルのクイズが出題されました。

出演者

この番組の司会を務めるのは中山秀征で、他にも多くのNHKアナウンサーが出演しています。彼らはクイズの進行を手伝い、ナレーションを担当しました。第1回の放送では特に人気のあるアニメに関連する問題が出題され、視聴者の興味を引きつけました。

ルール

クイズは隣り合う領地ごとに一対一で対戦し、その際に各家の領主と視聴者の軍勢の正解率が比較されます。勝利した軍は敗北した軍を併合することができ、これを繰り返しながら戦いが進行します。各ラウンドの終了後、併合された軍は番組を通じて参加し続けることができます。さらに、視聴者には軍の移動が可能な「鞍替えタイム」や、一度併合された軍に与えられる「下克上」のチャンスが用意されています。

また、最終決戦では両軍のトップが対抗し、高得点を得た軍が「天下統一」とされます。この最終ラウンドには事前に選定された精鋭も参加し、より白熱した戦いが展開されます。

スタジオセット

番組のスタジオは、最初の3回まで解答者席が上下に分かれていましたが、単発第4回からは六角形のパネルを使う形式に変わり、第6回以降はタブレット機器による回答形式に進化しました。視覚的な工夫が多く盛り込まれ、観客の興味を引くよう設計されています。

エピソード

この番組では数々の印象的なエピソードが生まれています。例えば、単発第2回では、ある出演者が誤答を重ねながらも、チームの力で最終決戦に進出したケースがありました。また、レギュラー第4回では、特定の出演者が高い正解率を記録したことが話題となり、驚きの展開を前面に打ち出しました。これらの話は、視聴者にとって記憶に残る瞬間となっています。番組全体を通じて、視聴者の参加意欲を引き出す工夫が随所に見られます。

『双方向クイズ 天下統一』は、視聴者が積極的に参加できる新しい形のクイズ番組として、国内外に多くのファンを持ち続けています。

もう一度検索