口和郷土資料館

口和郷土資料館は、広島県庄原市口和町永田に位置する、地域文化を伝える博物館です。この資料館は、広島県立庄原格致高等学校口和分校の廃校に伴い、その校舎を再利用して1982年に開館しました。当初は、地域に伝わる古民具や化石を中心に展示が行われていました。

現在の館長が就任してからは、展示内容が大幅に拡充されました。特に注目されるのは、古いアナログ音響・映像機器、さらにはプロ用の放送機器など、現代では目にすることが少なくなった貴重な機材が多数展示されている点です。これらの機器は、多くが実際に動作する完動品であり、訪れる人々を魅了しています。

また、この資料館の特徴として、地元で廃業した映画館の設備を流用して設けたミニシアターがあります。ここでは、16mmや35mmの映写機が展示され、映画文化の歴史を肌で感じることができます。

開館日は毎週月曜日、木曜日、土曜日の午前9時から午後5時までです。展示内容は多岐にわたり、古民具、化石、蓄音機やレコード盤、オーディオ機器、映画館で使用されていた映写機、写真機器など、地域の歴史や文化、技術の変遷を物語る品々が展示されています。

口和郷土資料館は、地域の歴史や文化を伝えるだけでなく、貴重な機械類を保存し、後世に伝える重要な役割を担っています。訪れる人々に、懐かしさと新たな発見を提供する、魅力的な場所です。

展示物リスト

古民具
化石
蓄音機
レコード盤
オーディオ機器
映画館（映写機 16mm, 35mm）
* 写真機器


外部リンク

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