古和釜町は、
千葉県船橋市に位置する単独町名で、丁番を持たない独立した地域です。郵便番号は274-0061。
地理
古和釜町は、北北西で金堀町、北西で楠が山町、西で大穴北、北東で八千代市吉橋・緑が丘西、東で坪井町、南で松が丘と隣接しています。近年は宅地化が進んでいますが、北部には木戸川、東部には桑納川が流れ、
稲作や畑作が広く行われています。自然と住宅地が調和したエリアと言えるでしょう。
歴史
古和釜村の歴史は古く、奈良県からの移住者によって開拓されたと伝えられています。1961年(昭和36年)の高根台団地造成時には、古和釜町の町域は現在の高根台三丁目まで及んでいました。団地の開発に触発され、古和釜町南部一帯で宅地化が進み、
人口が急増しました。1973年(昭和48年)3月1日には、古和釜町南部に
住居表示が施行され、松が丘一〜五丁目と高根台三丁目として分離独立しました。比較的宅地化が進んでいなかった北部地域は、現在も古和釜町のままです。江戸時代初期には
伊勢神宮の神領や
千葉氏の領地、江戸時代末期には徳川幕府と
松平氏の領地であったとされています。
古和釜という
地名は、桑納川と木戸川の合流地点付近にあった、人の胸まで没するほどの窪地(釜)に由来します。その周辺が奈良県の古和から移住してきた人々によって開かれた土地であったため、古和釜と呼ばれるようになりました。全国各地にある古和清水(子和清水)の伝説とは関連性はありません。
2017年(平成29年)
11月1日現在の
世帯数と
人口は以下の通りです。
世帯数: データなし
人口: データなし
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。
小学校: データなし
中学校: データなし
交通
鉄道
町内には鉄道駅はありません。最寄りの駅は
東葉高速鉄道の船橋日大前駅です。
路線バス
船橋新京成バスが運行しており、以下の停留所があります。
古和釜十字路停留所
古和釜西口停留所
古和釜高校停留所
道路
都道府県道:
千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線
その他: 都市計画道路3・4・25号宮本古和釜町線(地元では「バス通り」として親しまれています)
施設
古和釜町には、以下の施設があります。
第一の森
千葉県立船橋古和釜高等学校
福寿荘
サングリーンテニスクラブ
東光寺
八王子神社
船橋市東消防署古和釜分署
船橋市消防訓練センター
文化財
船橋市指定の文化財として、以下のものがあります。
石造自休大徳坐像(有彫)