古川 (大阪府)

古川（ふるかわ）

古川は、大阪府を流れる淀川水系の河川です。その流れは寝屋川市西部に始まり、そこから諸々の支流を集めながら南へと進みます。門真市の中央部を貫流し、大阪市鶴見区の徳庵1丁目と2丁目の境界で寝屋川に合流します。

地理

古川は、寝屋川市西部を源流とし、そこから南へと流れていきます。流域には、寝屋川市、門真市、守口市、大阪市が含まれます。最終的には、大阪市鶴見区で寝屋川に合流します。

流域の自治体

古川の流域には、以下の自治体が含まれます。

大阪府
寝屋川市
門真市
守口市
大阪市

歴史

古川の歴史は古く、4世紀頃には淀川の本流の一部でした。当時、淀川は現在よりも川幅が広く、本流と支流である古川に分かれて河内湖に流れ込んでいました。この地域では、長雨による大洪水が頻繁に発生し、本流と古川の間にある茨田郡の土地は大きな被害を受けていました。

仁徳天皇の時代には、この地域を洪水から守るために大規模な治水工事が行われました。これにより、洪水の被害は大幅に軽減されました。

1595年までは、現在の三荘橋付近で新開池へと注いでいました。しかし、当時の新開池の水面が高かったため排水が困難になり、1595年に三荘橋付近から西へ水路を掘って、今福の新喜多橋付近へ排水する工事が行われました。この水路は、古川の排水の役割を終える昭和中期まで存続しました。

1979年（昭和54年）には、農業用水路から一級河川に格上げされました。これに伴い大規模な河川改修が行われ、治水安全度は大きく向上しました。

関連項目

茨田堤：4世紀頃に淀川と古川に挟まれた土地（茨田郡）に造られた堤防。
日本の川一覧：日本全国の河川に関する情報。

外部リンク

古川 (AGUA)
* 古川の改修

もう一度検索