古川利行

古川利行：中日ドラゴンズの技巧派左腕投手

古川利行氏は、1963年9月24日、新潟県新潟市に生まれた元プロ野球選手です。投手として活躍し、高校時代からその才能をいかんなく発揮しました。

高校時代：北越商業高校での活躍と挫折

北越商業高校時代、古川投手は2年生からエースとして活躍しました。1980年の秋季北信越大会では準決勝まで進出するも、強豪・星稜高校に敗れ、春の選抜出場を逃します。翌1981年の春季北信越大会では、延長14回までもつれる接戦の末、東海大三高にサヨナラ負けを喫しました。しかし、その左腕投手としての才能は高く評価され、注目を集めました。夏の甲子園予選出場は、チームの不祥事により断念せざるを得ませんでした。

社会人野球を経てプロへ

高校卒業後、古川投手は1981年のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから6位指名を受けますが、入団を拒否し、社会人野球の日本鋼管に進みます。

日本鋼管では、1983年の都市対抗野球でエースとしてチームを牽引。2勝を挙げ、準々決勝まで進出する活躍を見せました。しかし、強敵・東芝（池田親興投手擁する）に敗れました。

1984年にはロス五輪日本代表に選出されるも辞退し、同年の都市対抗野球に専念。決勝まで勝ち進みましたが、日産自動車に惜しくも9-10で敗れ準優勝となりました。

この活躍が評価され、1984年のドラフト会議で再び中日ドラゴンズから3位指名を受け、念願のプロ入りを果たしました。

中日ドラゴンズ時代：中継ぎ投手として

1985年、中日ドラゴンズに入団した古川投手は、1年目から貴重な左の中継ぎ投手として16試合に登板。しかし、その後は登板機会が減少しました。1987年には現役を引退し、愛知県内の運送会社に就職しました。

古川投手の武器は、キレのあるカーブとシュートでした。左腕投手として、独特の投球フォームと変化球を武器に、打者を翻弄しました。

伝説の左腕

高校時代からの活躍、社会人野球での経験、そしてプロ野球での短いながらも貴重な経験。古川利行投手は、数々の困難を乗り越え、常に持ち前の才能と努力で、野球界にその名を刻みました。彼の活躍は、多くの野球ファンに感動と記憶を刻み込み、今もなお語り継がれています。

古川利行氏のプロ野球での成績、そしてその後のキャリアについては、NPB.jp日本野球機構のウェブサイトで確認できます。

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