古舘伊知郎の赤坂野郎90分

セブン-イレブンスペシャル 古舘伊知郎の赤坂野郎90分

1984年10月13日から1986年4月5日まで、TBSラジオで放送された「セブン-イレブンスペシャル 古舘伊知郎の赤坂野郎90分」は、フリーアナウンサーの古舘伊知郎がパーソナリティを務める生放送のラジオ番組です。この番組は、セブン-イレブンが一社提供をする特別なものでした。

番組の特徴

古舘伊知郎がフリーアナウンサーとしてキャリアをスタートしたばかりの1984年6月。彼の軽快なトークと、リスナーから寄せられるハガキや電話を中心に進行する番組は、多くのファンに支持されました。生放送であるため、時折、野球中継が延長されることもあり、その際は放送時間が短縮されるなどのアクシデントも経験しました。最短ではわずか3分の放送回も存在しました。

オープニングテーマは古舘自身の楽曲「昭和の恋の物語」で、彼の声が響くスタートは、多くのリスナーに親しみを持たれていました。

放送時間と出演者

番組は主に夜に放送され、固定の出演者として古舘伊知郎のほか、山本小鉄、池田まさる、小松昌美、及川ひとみが名を連ねていました。これに加え、リスナー参加型のコーナーも多く設けられ、多様なエンターテインメントが展開されました。

主なコーナー紹介

電話でイッキ／はなちゃん電話

このコーナーでは、大原A子および某少女Bと名乗る女性出演者と男性リスナーが電話で会話を重ねる形式です。内容はセクシーなアドリブトークが中心で、当時のラジオ番組としては比較的過激なものでした。女性出演者の正体は番組の最終回に明かされ、大原A子は銀座のクラブのママであることが判明。某少女Bはアダルトアニメにも出演していた及川ひとみであったことが明らかになりました。

覆面ゲスト

このコーナーでは、リスナーが電話でゲストを予想するゲームが行われましたが、番組冒頭ではゲストの正体は隠され、ヒントを元にリスナーが推理を楽しむ趣向がありました。

イチローくんとコテッチャン

古舘と山本小鉄がリスナーからの人生相談に答える、親しみやすいトークが展開されるコーナーです。リスナーとの距離が近く感じられる、心温まるやり取りが人気を呼びました。

外部中継

池田まさるや小松昌美がリスナー宅を訪問し、セブン-イレブンの商品をプレゼントするコーナーです。中には当時話題となった大きなアルミ容器に入った「おでん缶」などがあり、聴取者との交流を深める機会が提供されました。

このように、「セブン-イレブンスペシャル 古舘伊知郎の赤坂野郎90分」は、ユニークな企画とリスナー参加型の内容で、多くの人々に愛された伝説的なラジオ番組となりました。

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