古謝樹

古謝 樹（こじゃ たつき）

プロ野球選手である古謝樹は、2001年8月18日に神奈川県横浜市保土ケ谷区で生まれた。主に投手として活躍し、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属している。左投左打の選手で、彼の特徴的な投球フォームは注目を集めている。

経歴

プロ入り前の経歴

古謝は横浜市立瀬戸ケ谷小学校時代に野球を始め、山友スターズに所属していた。その後、横浜市立岩崎中学校に進学し、軟式野球部に身を置いた。湘南学院高等学校では、小倉清一郎の指導を受けながら、しっかりとした投手としての基盤を築いていった。高校時代、彼は神奈川大会での試合で厳しい経験を重ね、甲子園の舞台には立てなかったが、その後の進学先でさらなる成長を遂げることとなる。

高校卒業後は桐蔭横浜大学に進学。2年春からリーグ戦で登板を果たし、3年秋には見事5勝を記録し、チームの優勝に貢献する。彼の活躍は特に顕著であり、最優秀投手賞を受賞するまでに至る。4年春に出場した全日本大学野球選手権大会では、自己最速の153km/hを記録し、そのパフォーマンスを世に知らしめた。加えて、日米大学野球選手権大会や侍ジャパンの壮行試合にも参加し、名実ともに実力を証明した。

プロ入りと楽天時代

2023年9月6日、古謝はプロ志望届を提出し、同年10月26日のプロ野球ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから外れ外れの1位指名を受けて契約の運びとなる。契約金は1億円、年俸は1600万円とされ、背番号は17に決まった。

2024年シーズンは、オープン戦で2試合に登板し、防御率は4.50という成績だったが、開幕一軍には入れなかった。しかし、5月25日の初先発では北海道日本ハムファイターズ相手に素晴らしいパフォーマンスを見せる。6回を投げて2失点、そして四死球はゼロという内容であったが、投打のかみ合わない試合となり、初の敗戦投手となった。

選手としての特徴

古謝の投球スタイルは、そのフォームに注目が集まる。力感が少なく、出所が見えにくい投球フォームは、高校時代に小倉清一郎からの指導で成瀬善久を参考にして作り上げたものだ。彼の持ち球は、最速153km/hのストレート、スライダー、フォーク、チェンジアップと多彩で、特にスライダーは130km/h前後の速さで決め球として使用されている。

人物

チームメイトや他球団の選手とも良好な関係を築いており、北海道日本ハムファイターズの細野晴希との交流も見られる。練習中や試合の合間に談笑しながら、気の合う友人関係にあるようだ。

記録

古謝樹のプロ初記録として、2024年5月25日に対北海道日本ハムファイターズの試合で初登板、初先発を果たす。その後、6月8日の中日ドラゴンズ戦では6回を投げて9安打2失点で初勝利を挙げた。

代表歴

2023年には第44回日米大学野球選手権大会に日本代表として選出された。

このように、古謝樹選手は高い実力と将来性を秘めた若手選手として、これからのご活躍に期待が寄せられている。

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