古賀ひより

古賀ひより：二世のプレッシャーを力に変えて

古賀ひよりは、2000年9月22日生まれ、神奈川県出身の柔道選手です。階級は57kg級、身長153cmと小柄ながら、右組みの一本背負投を武器に、国内外の大会で活躍しています。血液型はA型。

柔道一家に生まれて

彼女の父は、バルセロナオリンピック71kg級金メダリストの古賀稔彦。兄たちも柔道家という、まさに柔道一家に育ちました。長兄の颯人は73㎏級、次兄の玄暉は60kg級の選手として活躍しています。

3歳から父が開設した古賀塾で柔道を始めた古賀ひより。小学校5年生の時には、全国小学生学年別柔道大会の40kg超級で2位に入賞するなど、幼い頃からその才能を発揮していました。

中学・高校時代

東橘中学に進学後も、全国中学校柔道大会で上位入賞を果たします。2年生の時には52㎏級で3位、3年生の時には決勝まで進むも、阿部詩に敗れて2位となりました。

高校は岡山県の創志学園高校へ進学。1年先輩には、後に総合格闘技の選手となる平田樹がいました。高校時代は、インターハイや全国高校選手権などの主要大会に出場。個人戦、団体戦ともに上位入賞を果たしましたが、優勝には手が届きませんでした。

大学での飛躍

2019年、環太平洋大学に進学。大学1年生の時には、アジアジュニアで優勝を果たしました。その後も、優勝大会や体重別団体などで活躍し、2021年には体重別団体で優勝を飾りました。4年生の時には学生体重別で優勝しています。

パーク24所属として

2023年4月、東京オリンピック金メダリストの阿部詩や素根輝とともに、パーク24に所属となりました。同年11月の講道館杯では、準決勝で玉置桃、決勝で髙野綺海を破り、シニアの全国大会で初優勝。父娘二代での講道館杯制覇という快挙を成し遂げました。

国際大会への挑戦

2023年12月のグランドスラム・東京では初戦敗退。2024年1月のグランプリ・オディベーラスでも2回戦で敗れました。9月のグランプリ・ザグレブでも3回戦敗退。

今後の展望

父の偉大な足跡を追い、世界の舞台での活躍を目指す古賀ひより。今後の活躍から目が離せません。

主な戦績

2011年 - 全国小学生学年別柔道大会 2位(40kg超級)
2014年 - 全国中学校柔道大会 3位
2015年 - 全国中学校柔道大会 2位
2016年 - 全日本カデ 3位
2017年 - 全国高校選手権 個人戦 3位
2019年 - アジアジュニア 優勝
2021年 - 体重別団体 優勝
2022年 - 学生体重別 優勝
2023年 - 講道館杯 優勝
2024年 - 実業団体2部 優勝

(出典: JudoInside.com)

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