古賀幸一郎

古賀幸一郎について

古賀幸一郎（こが こういちろう、1984年8月30日生まれ）は、長崎県佐世保市出身の元男子バレーボール選手であり、特にリベロとしての活躍が際立っています。彼のキャリアは、4年生の時に始めたバレーボールから始まり、様々な試合での経験を通じて技量を磨いていきました。

来歴

古賀は、姉の影響で小学4年生からバレーボールを始め、その後は佐世保北高校でアタッカーとしてプレー。しかし、彼の本来の適性はリベロにあったことが国際武道大学進学後の転向によって明らかになります。徳永文利監督との出会いによってポジション変更が行われた結果、彼は3年次からはレギュラーとして活躍するようになりました。

2007年にはNECブルーロケッツに入団し、すぐにレギュラーに定着。その活躍が認められ、ベストリベロ賞も受賞しました。ユニバーシアード代表に選ばれたのもこの年でした。その後も古賀は様々な困難に直面しますが、豊田合成トレフェルサに移籍し、日本代表メンバーとして活躍を続けます。

キャリアのハイライト

古賀のキャリアには多くの素晴らしい記録があり、2013/14 Vプレミアリーグではベストリベロ賞とサーブレシーブ賞を受賞しました。また、2014年にはワールドリーグ中に右足首を怪我するも、復帰後にはキャプテンとしてチームを引っ張り、2015/16シーズンには天皇杯、V・プレミアリーグで連続優勝を果たしました。彼は6年連続でベストリベロ賞を受賞し、日本記録を持つ選手でもあります。

それにもかかわらず、彼は世界三大大会には出場できなかったことも、本人にとっての課題だったと言えます。

引退とその後

2019-20シーズンにはアキレス腱の裂傷を負い、長期離脱を余儀なくされました。2020年には現役を引退し、2021年に行われた引退セレモニーでは、多くのファンや家族に見守られながら最後のプレーを終えました。このセレモニーでは、自身の弟との対決が実現し、一層感慨深いものとなりました。引退後は、愛知工業大学名電高等学校のバレーボール部で専属コーチとして、若い選手たちの指導にあたっています。

人物・エピソード

古賀は得意とするプレーとして二段トスを挙げ、既婚で子供が3人います。小学2年生でのバレーボールデビューは、人生を大きく変える転機だったと言えるでしょう。中学時代にはチーム員が少ないことから、他の部活動からメンバーを借りて試合に臨むなど、限られた状況の中でバレーボールを楽しむ姿勢が見られました。高校ではリベロとして国体に選ばれるなど、早くからその才能が認められるようになりました。

古賀幸一郎は、選手としてだけでなく、教育者としても新たな道を進んでおり、指導者として次世代を育てる大切な役割を担っています。

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