古部健太

古部 健太（ふるべ けんた）

古部健太は1985年11月30日に兵庫県宝塚市で生まれた元プロサッカー選手です。主にミッドフィールダーやディフェンダーとして活躍し、Jリーグの様々なクラブでその能力を発揮しました。

経歴

古部は2008年に横浜F・マリノスへ加入し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。プロ入り初年度には出場機会が限られましたが、翌年の2009年にはツエーゲン金沢へ期限付き移籍。この時、彼は「ツエーゲンをJFLに昇格させるまで戻らない」との決意を表明し、移籍期間を延長しました。2010年には完全移籍で金沢に移籍し、その後の活躍に繋がります。

2012年にはV・ファーレン長崎へ移籍し、ここでも重要な役割を果たしました。長崎では2013年と2015年にJ1昇格プレーオフに出場し、チームにとって大きな存在の一人として評価されます。しかし、同年12月には右足の三角骨障害が見つかり、内視鏡手術を受けることとなります。これにより長いリハビリ生活が始まりました。

2016年1月、プレーオフの準決勝で対戦したアビスパ福岡へ完全移籍が決まりましたが、12月には再びV・ファーレン長崎に戻ることが発表されました。復帰後、古部は再び背番号17を背負い、専念してプレーする姿勢を見せます。2017年の末には長崎との契約が満了となり、その後行われたJリーグ合同トライアウトに参加しました。

その後、2018年2月にはモンテディオ山形に加入し、ここでのプレーを経て、2019シーズン終了後に契約満了により退団しました。2020年2月にはJ.FC MIYAZAKIに加入し、地域リーグでのプレーを続けます。

2022年、古部は現役引退を発表し、今後はJ.FC MIYAZAKIの「事業担当兼スカウト補佐」としての役割を担うことが予定されています。

所属クラブ

• - 宝塚ジュニアFC
• - 宝塚ジュニアFCY
• - 兵庫県立宝塚高等学校（2001年 - 2003年）
• - 立命館大学（2004年 - 2007年）
• - 横浜F・マリノス（2008年 - 2009年）
• - ツエーゲン金沢（2009年・期限付き移籍）
• - ツエーゲン金沢（2010年 - 2011年）
• - V・ファーレン長崎（2012年 - 2015年）
• - アビスパ福岡（2016年）
• - V・ファーレン長崎（2017年）
• - モンテディオ山形（2018年 - 2019年）
• - J.FC MIYAZAKI（2020年 - 2022年）

個人成績

公式戦において古部は一定の成果を残していますが、特にJ1昇格プレーオフでは得点を上げることはできませんでした。

• - 2013年: J1昇格プレーオフ 1試合0得点
• - 2015年: J1昇格プレーオフ 1試合0得点
• - リーグ戦では、2013年4月17日の横浜FC戦で85分に初得点を記録しましたが、これが彼の長いキャリアの中では小さなハイライトとなりました。

代表歴

古部は2006年にU-21日本代表の候補に選ばれ、2007年には全日本大学選抜としてもチームに参加しました。その年のユニバーシアードでは日本代表チームの一員として5位入賞を果たしています。ダイナミックなプレースタイルと献身的な姿勢で多くのファンに支持されてきた古部健太の今後の活躍に期待が寄せられています。

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